こんなことがありました。

3・11震災メモリアル発表会に出演(2)

 被災した方への黙祷の後、いよいよ平三中8名による発表が行われました。タイトルは「2030年エネルギーの旅」今までの学習で学んだり考えたりしたことを「過去」「現在」「未来」への旅に見立てての30分間の発表です。ナビゲーター2人の軽快なやりとりでテンポよくプレゼンが進んでいきます。

 まずは「過去」へとご案内。いわきを支えた石炭産業や、水力発電・火力発電の現地を訪れた様子をレポート。さらに、原発事故以降10年が経過しても復興が進まない双葉郡の様子についても、実際に町を歩いた感想をまじえて報告しました。

 続いては「エネルギーの現在」の様子をご案内。県内各地の再生可能エネルギーの現状をレポートしました。風力発電をはじめ、太陽光発電、水素燃料、雪氷熱利用…など、実際に訪れて目で見て肌で感じ、全身で体感した内容は説得力に溢れています。

 続いては、9月にこの会場で行われた東京大学出前講座で優秀企業に選ばれたグループによる「いわきの未来予想図」のプレゼンです。マグロ発電に重力発電、そして音発電と、中学生らしいユニークなアイディアが披露されました。

 そしてこれまでの活動をサポートしてくれたみなさんへの感謝の気持ちを伝え、最後に 8か月に渡る活動の様子を映像作品にまとめた「2030年エネルギーの旅」を上映しました。

 すべての発表が終わり、ウェブ上で経済産業省の方や、7月の講演会からずっと平三中の生徒たちをサポートしてくださった東京大学の飯田先生から講評をいただきました。

 途中Wi-Fiが不安定になったり音声が出なかったりというトラブルもありましたが、無事に発表会は終了。しかし生徒たちのエネルギーの旅はまだまだ終わっていません。この記事がアップされる頃には、生徒たちは会津若松市へと向かっています。その目的は…またいずれご紹介しますので、どうぞお楽しみに。