学校便り「あすかい」

PTA教育講演会

 令和5年11月9日(木)、遠野町PTA研修委員会の主催による教育講演会を上遠野小で開催し、各学校の保護者の方が参加しました。講師は、市内中学校で、不登校及び不登校傾向のある生徒の学習機会を確保し、将来の自立を促すため、生徒や保護者に寄り添った支援をされているサポート・ステーション・ルーム・マネージャーの先生です。
 講演では、「家庭でもできるキャリア教育~思春期の子どもの寄り添い方」を演題に、学校やPTA活動を通し、子どもたちへのキャリア(社会的・職業的自立に向けた能力などを育成する)教育で身に付けさせる基礎的・汎用的能力である、人間関係形成力・社会形成力、自己理解・自己管理能力などの資質能力を伸ばし、学力まで向上させた実践例を紹介していただきました。また、家庭でのあいさつや返事もキャリア教育の1つだそうです。そして、大切なキーワードを教えていただきました。
 ◎教育は意図的に行うもの。意図があるから「誉めポイント」タイミングかつかめる
 ◎しつけと押しつけの違い(しつけから自主性をもった約束へ)
 ◎自主性の育成は、選択させることから
 ◎中学2年生で人生の80%が決まる
 ◎意欲付けは、幼児期に「環境づくり」「ほめる環境」
「教育は手がかかるけれども、寄り添っていくと、応えてくれる。」の言葉に納得しました。