こんなことがありました

「図書委員会研修」PTA広報

 令和2年11月6日に、読書活動支援者育成事業いわき地区研修会及び学校司書研修会が行われ、図書委員会で参加させていただきました 。

 3名の講師の方による公演で、テレビユー福島アナウンサーの奥秋直人氏の公演「聞き手にとって心地よい語り方とは」では、内容をしっかり理解し伝えたい想いが大切と言う事の他に、リクエストでアナウンサーの仕事での失敗談などが話されていました。

 磐城高校学校司書の長谷部裕美氏からは「ビブリオバトルに向けた校内の取組について」で、取組の他にビブリオバトルを通して子供たち にスピーチ能力向上、いい本が見つかる、お互いの理解が深まるなどの利点があったことをお話しいただきました。

 東北大学助教の榊浩平氏「脳科学的見地から捉える読書の効用」では、細かいデータに基づいて興味深い話をされていました。辞書とス マホで調べものをすると、辞書よりスマホの方が早いが前頭前野が全く働いていなく、記憶に残らないそうです。子供達には、考える、 理解する、覚える、我慢する、人を思いやる、気持ちを伝えるという働きをする前頭前野の発達のため辞書を使ってほしいですね。

 読書には子供たちだけでなく大人にも素晴らしい効果があります。家庭、学校、子供たち自身が協力して楽しみながら取り組めるように図書委員として活動していきたいと感じました。


補足
「ビブリオ」は書物などを意味するラテン語由来の言葉です
「ビブリオバトル」とは、ゲーム感覚を取り入れた新しいスタイルの「書評合戦」です
発表者たちがおすすめ本を持ち合い、1人5分の持ち時間で書評した後、発表者たちと観客が一番読みたくなった本、「チャンプ本」 を決定します。