こんなことがありました

【4年】社会科 出前授業「いわきの水ってどんな水」

 4年生の社会科では、「住みよいくらしをつくる」という大単元で、上下水道やごみ処理等について学習します。

 当初の予定では浄水場見学を考えていたのですが、昨今のバス代の急激な高騰を受け、児童数の少ない本校では、一人あたりの負担額が大きくなりすぎてしまうことから、泣く泣く断念しました。

 しかし、そこであきらめないのが本校職員の素敵な所!

 「行けなければ、来てもらえばいい!」

 ということで、いわき市小学学習推進本部作成の「市役所出前講座」の中から、「いわきの水っってどんな水」という講座があることを調べ、担当である水道局水質管理センターに申し込んでいたのでした。

 今日は、いわき市水道局の方が2名来校してくださり、子どもたちに、いわき市や渡辺町の水について、動画や実験、試飲など、様々な体験を通して学ぶ機会を提供いただきました。

 その一部を紹介すると・・・

 私たちは毎日一人当たり200L以上ものの水を使っているそうで、「2Lペットボトルの本数でイメージしてみてください。」と言われ、すごい量であることを実感していました。

 飲める水にするには、水の消毒も大切な工程の一つということで、学校の水道水の残留塩素濃度を測ってみました。学校では養護教諭が毎日測定していますが、それと同じことを子どもたちも体験しました。しっかり基準を満たす残留塩素濃度であることを、自分の目で確認していました。

 また、「利き酒」ならぬ「利き水」にも挑戦しました。

 ペットボトルのミネラルウォーター、平浄水場の水、渡辺町に届けられている山玉浄水場の水の3種類です。

意見は分かれたものの、ペットボトルがおいしいと答えた子は少なく、どちらかの浄水場の水がおいしいと答えた子が大半だったそうです。やっぱり、いわきの水はおいしいんですね。

 2コマ続きの授業でしたが、子どもたちにとってはあっという間の90分だったと思います。

 楽しく、そしてわかりやすい授業を提供いただきましたいわき市水道局の皆様、本当にありがとうございました。

〔一人あたりの水の消費量は?〕

〔いわき市の水道のことを学べる動画も見せていただきました〕

〔クイズ形式で排水管のことを考えたのも楽しそうでした〕

〔残留塩素濃度を調べる実験。試薬を入れると、うっすらピンクになりました。〕

 

〔「利き水」にチャレンジ!さあ、どの水が一番おいしい?〕

〔子どもたち向けのテキストもご用意いただきました〕

 〔いわき市の水道のことが分かる下敷きもいただきました〕