2学期も最終週となりました。全校生3名ともに元気にがんばっています。
今日は、全校道徳を実施しました。今日は、「手品師」の資料と、その資料の内容を小学生を対象とした資料にした自作の資料の2つを扱い、約束を守るか自分の夢や利益を大切にするかを考えました。
資料「手品師」は、一人の少年と約束をした手品師が、自分の夢である「大きなステージで手品をすること」の間で悩み、少年との約束を優先するという資料です。
これに対して自作の資料は、ずっと欲しかったゲームを買ってもらえることを優先するか、下級生との約束を優先するかという内容です。
自作の資料では、「ゲームを買ってもらえれば友達との会話にも入れる」「下級生との約束は明日でも何とかなる。」など、ゲームを優先する考えが多く出されました。しかし、「下級生を待たせておいていいのか。」というゆさぶりに対して大いに悩み、「ゲームは誕生日まで待っていてもいい。」「やっぱり約束を守る。」などの変容が見られました。
この自作資料の後に、手品師の資料に戻って「自分が手品師だったら・・・」と考える場面を設けると、「代理のステージじゃなく、自分の力で夢を実現すべきだ。」「チャンスは何度もない。チャンスは生かすべきだ。」「手品師は客に喜んでもらうことが生きがいだから、一人でも喜んでくれるなら少年との約束を優先すべきだ。」など、深い考えが次々と出されました。