蝶の標本づくりと鱗粉(りんぷん)転写を体験学習しました
今日は理科の授業の特別非常勤講師に蝶の研究を進めておられる遠藤芳雄先生をお招きして、蝶の標本づくり、鱗粉転写の体験学習を全校生で行いました。遠藤先生はいわき市平の6号国道沿いに遠藤運動具店を経営しておられますが、小さい頃より蝶の美しさに見せられ、日本各地、遠くはニュージーランドにまで蝶を求めに行かれる蝶が大好きな先生です。ご自身で標本として2000匹を越える蝶を持っておられ、今日もその中から代表的な種類の蝶の標本を持参して、説明していただきました。
今日はあいにくの雨模様であったので、学校周辺で実際に蝶を捕りに行くことができなかったのが残念でしたが、先生に事前に採集していただいていた蝶を使って標本づくりを班ごとに分かれて体験しました。説明を受けたとおりに木の台に蝶の羽をバランスよく広げ、パラフィン紙で押さえるようにピン留めしました。蝶を押さえるのに恐る恐る触っていた児童もいましたが、どの班も上手に固定することができました。このまま三週間くらい乾燥すると、羽が広がった状態で固まるので、箱に並べて標本にします。
次に行ったのは鱗粉(りんぷん:羽についている粉)を転写することです。二枚の紙にろうを塗り、その間に羽をはさみ、上から鉛筆でなぞるように圧力をかけると、なんと本物の蝶の羽のように鱗粉がはさんだ紙に転写されました。そのきれいさに驚きました。羽を紙に転写すると、その美しさが際立ちます。いままで知らなかったことを今回教えてもらって大きな発見をしました。
今回学んだことを夏休みの研究に役立てられるといいですね。
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