こんなことがありました

オニオンスープ(今日の広畑)

チキンカツ、野菜ソテー、黒糖パンです。オニオンスープと聞くと、大学の非常勤講師を務めていたパリで接した温かい人の心を描いた「温かいスープ」今道友信作を思い出します。寒い冬のパリで辛い目に遭ったこともあるが、小さなレストランを切り盛りする母と娘の温かな心のしみこんだスープ(原文ではオニオングラタンスープ)への感謝が、人類に絶望することはないという強い言葉で表されています。中学校の教科書で読んだことを覚えている人もいるのでは。

名作の珠玉の言葉は、野菜からしみ出た滋養のように心に染み渡り、その人を作っていきます。