こんなことがありました、大浦小学校
4年生。オーディション。
学習発表会に向けて。4年生は音楽演奏を発表します。今日はその楽器のオーディションでした。
教室で鍵盤ハーモニカの練習をして待っていた4年生に結果発表。
「オーディションに向けて、練習をがんばっている姿を見ることが出来たことが嬉しい」と先生から。
結果を聞く子ども達の真剣な眼差し。
どの子からも緊張感が漂います。
挑戦したい楽器に選ばれることを目指して1週間、練習をしてきました。
選ばれる子がいることは、そうではない子がいること。子ども達にとって嬉しくもあり悲しくもある瞬間が近づきます。
名前が呼ばれて「はい」と返事をして立ち上がります。
飛び上がりたいほど喜んでも良いはずなのに、みんなそっと立ち上がります。周りの子達の気持ちを想像することができる4年生。静かな時間が流れます。
「よかったね」そんな声の代わりに温かい拍手が響きます。
生きていく上で悔しい思いはどんな子も必ずや経験する思い。でも、その悔しい思いをバネにしていける、そんな前向きな子に育っていって欲しいです。
「選ばれた人は、選ばれたかった人の思いも抱えていくこと。その自覚をもって良い演奏をみんなでつくっていきましょう」相手の心を想像できる子に育っている4年生の姿に感動しました。
教室に戻って。
「みんな、どの子も練習を頑張っていたこと、先生はちゃんと知っているよ。先生は見てたからね。」選ぶ先生も苦しかったはず。それを子ども達がわかっていて、先生の言葉をどの子も静かに聞いていました。
また、みんなで練習を頑張る日が再スタート!
どんな楽器担当になっても、全員が、鍵盤ハーモニカを弾けるようにしていきます。
楽器の上達は一人の孤独な練習の時間が必要となります。
それがあってこそ、みんなの音を合わせたときに素晴らしいハーモニーが生まれます。
4年生がまた、一つ、成長することができる活動になることでしょう。
11月30日(土)学習発表会。楽しみにしています。その日までの成長の姿、また追いかけていきます。
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