こんなことがありました

3ツ星 こんなことがありました、大浦小学校

3年生。

道徳の授業。「自分でできることを自分でするには、どうしたらいいかな?」

教材文を読んで。主人公『こうすけ』はどんな子なんだろう?先生がみんなに問いかけます。先生も悩むポーズで子供たちと一緒に考えていく姿を示します。

「かたづけられない子」「準備ができない子」「めんどくさがりの子」

「このイラストも見てみて。」教材文だけからではなく、挿絵からも子供たちの想像を広げることを指示することで、子供たちの発表が活発になります。

子供たちの発表を全部拾って黒板に書き留めます。

『黒板に自分の発表か書かれる』このことも子供たちの発表意欲を触発します。

「こうすけが自分のことができないのはなぜだと思う?」先生の問いかけにペアになって考えます。

「甘やかされているから」「どうせ許してもらえるから」

こうすけの気持ちをなぞりながら、自分たちと向き合うことになります。

「やりたい気持ちになれない」「めんどくさい」「ほかに好きなことがあるから」

「なんでかなぁ~」先生も首をかしげるポーズ。言葉だけの言語ではなく視覚的な言語表現も取り入れながら、子供たちに分かりやすい表現を心掛ける先生。

10分の思考タイム。時間はまだ残っていても発表したくて堪らない子。

子供たちの手のあげ方から、発表することへの意欲がわかります。

どんどん子供たちの発表が続きます。

十分な子供たちの発表があると、先生はそれをコーディネートするだけ。3年生、発表する力が確実についています。

先生が子供たちと一緒に笑う。

先生が笑うから子供たちも笑う。

『先生が考えることを楽しむ姿』が、忍耐強く考える場面を楽しめる子を育てます。

みんなで楽しく、自分たちの生活を振り返り、『これから』に思い馳せることができました。