こんなことがありました

校舎の長さを求めよ

第6学年算数科の授業研究会を行いました。学習単元は「拡大図と縮図」で、本時の課題は「縮尺の利用」でした。

 

思い出の夏井小学校の航空写真を預けられた子どもたちは、先生から「校舎の長さを求める」ように指示されます。

航空写真には、「1:1000」のような縮尺が書いてありません。「どうすればいいの?」「あっ、プールは25mだよね。」「ということは・・・」と、写真の中から分かっている長さを利用して自分たちで縮尺を決めていきます。

「25mが1.7cm?計算しにくいなぁ。」

「タブレットなのだから、写真を大きくしたり小さくしたりするのは簡単だよね?」「そうかっ!」

「25mのプールを5cmに合わせると、1cmが実際は5mだから・・・」「25mのプールを5cmに合わせると、500分の1なので・・・」「プールの写真を2cmに合わせると、1cmが1250㎝ということになるので・・・」様々な考えが出されました。

縮図や縮尺を利用すると、実際には測りに行けないところの長さもわかる。算数の便利さを体感し、充実の学習時間を過ごした夏井の6年生でした。

最後に「Google Earth」を活用して実際の長さを確かめました。タップする場所によって多少の違いが出ることも確認して、今日の授業を終えました。まさに、ICTの活用による主体的・対話的で深い学びが実現された授業でした。