高久小学校 日記

4年算数科研究授業

 2校時に、4年生で算数科の研究授業があり、藤間中学校、夏井小学校の先生方も参観にお見えになりました。

 今日の授業は「複合図形の面積の求め方を考える」授業です。

 子供たちが名付けた「階段の形」を求めるにはどうすればいいか、教師の問いに、「線を引いて分ける」「移動する」などの意見が出され、個々に自力解決していきます。

 線を引いて、2つの長方形に分ける方法。

 凹んだ部分に補助線を引き長方形にして、その後でたした部分の長方形を引く方法。

 出っ張った部分を移動して、長い長方形にする方法。

 3つの「同じ長方形」に分けられることを発見し、1つ分×3 で求める方法。

 分割、移動、合併、変形・・・様々な方法で解決する子供たち。一人で何通りもの方法を考え付いた子もたくさんいました。

 いろいろな考えの中から5通りの方法をピックアップし、それぞれの妥当性や共通点、CLEARな方法などについて意見交換しました。

 まずは、ペアで自分の考えや疑問点などを話し合い整理します。

 その後、全体で話し合い「これは分かりやすいね」「これは簡単だね」「これは論理的だね」「これはいつでも使えないんじゃないかな」など、本校の「CLEAR学習」の観点で、数学的価値に基づき活発な話し合いが展開されました。

 「どれも長方形に直して求めている」「どの方法もCLEAR」など、考えを整理・統合していきました。

 学びを生かして適用問題を解きました。

 最後に「学習感想」を書き、今日の学びをまとめます。「いろんな考え方があったけど、みんな長方形に直せば求められることが分かってスッキリした!」とか、「今度は他の方法でも解いてみたい」という感想が多く見られました。

 今年度最後の授業研究会。研修主任を中心に、2週前の「事前研究会」から指導案検討を何度も繰り返し、テーマである「学び合い」を「主体的・対話的で深い学び」へと高めるため、「模擬授業」や「教材検討会」などを何度も繰り返し、授業者をみんなで支えながら本時を迎えました。授業者の頑張りはもとより、「チーム高久」の力が、素晴らしい授業を作り上げました。この成果を、さらなる授業改善につなげていきたいと思います。