点字教室
「いわき点訳グループ」の 岡田 美子 様、三浦 郁子 様を講師にお迎えし、4年生で「点字教室」を行いました。
6つの点の凹凸で、様々な文字や記号を表す点字。一定の規則を教えていただき、理解はしましたが難しい…。
点字を打つ「書く」ときは、裏側から打ち出すため、「読む」の逆になります。それがまた難しい…。
実際の「点字を読む」ことに挑戦! …すると、子どもたちは、思った以上にすらすらと読んでいき、「あっ、しりとりだ!」と、書かれている点字のきまりまで見つけ出しました。
今度は、「点字板」を使って、点字を打って(書いて)いきます。
点字板に厚い紙と「定規」と呼ばれる道具をセットします。
点筆を握って、定規の小さなマスごとに、6点の配置を打っていきますが、読むときには裏返すため、書くときは「右⇒左」に打っていきます。
子どもたちは思った以上に上手で、「点字を打つ時の感覚がいい!」「楽しい!」などと口にしながら、点字を打つ作業に没頭していました。
※ 初めての「点字打ち」の様子を「動画Contentsページ」でご覧ください。
実際に、講師の先生方が点訳(点字で打ち直すこと)した本を見せていただきました。
点字には漢字がなく、紙も厚いため、どうしても大きく厚くなってしまうそうです。
手に取って感触を確かめてみると、指で凹凸を感じ読み取ることが至難の業であることを実感します。
(来客のため、写真はここまでですが…)この後、自分の名前を点字で打って、栞にしました。
時刻表やゴミカレンダーなど、目の不自由な方が生活に必要なものを点訳している「いわき点訳グループ」の皆様。こうした活動も含め、そのほとんどをボランティアで行っている皆さんの姿に、点字以上に大切なことを教えていただきました。
点字に興味を持った子どもたちは、缶飲料やシャンプー等のボトル、エレベータのボタンなど、身の回りにあふれる点字を探してみよう!と話していました。
昨日と今日の授業を通して、私たちの身の回りは、たくさんの「思いやり」と「優しさ」(人や物)であふれていることに気づかされました。自分たちもその「優しさ」の一部になれるよう、自分にできることから始めてみよう!そんな思いを新たにしました。
いわき点訳グループの皆様、ありがとうございました。
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