高久小学校 日記

第5回授業研究会<6年算数科>

 2校時に今年度5回目の授業研究会があり、夏井小・藤間中の先生方も参観に来てくださいました。

 今日は6年生の算数「比例と反比例」の単元で、紙300枚を比例関係を使って、数えずに用意する学習でした。

紙の「重さ」と「枚数」が比例関係にあるとして、数えずに300枚を割り出します。

1枚では7gだったのに、6枚・7枚になると、はかりが微妙にズレて・・・。最少計量単位が1gであるため、1g未満の端数は測れないことから「10枚の重さで調べる」ことにしました(68gでした)。

「見通し」 この結果から、比例関係を用いて300枚分の重さを割り出す方法を考えます。

迷ったり分からなくなったりしたときは、「算数コーナー」でこれまでの学習を振り返りながら、自分なりの方法を見つけ出します。

小グループで自分の考えを発表し合い、考えを整理します。「先生、友達の考えを聞いて分かったことを、自分の考えに付け足してもいいですか?」など、学び合いながら、自分の考えを整理し確実なものにしていきます。

A「300枚は10枚の30倍だから、68☓30=2,040」

B「1枚の重さは 68÷10=6.8 だから 6.8☓300=2,040」

の2通りの考えがだされました。 ※ A・Bそれぞれの考え方を「動画Contents」ページでご覧ください。

 比例する2量の関係を活用するには、「変化」(下写真赤線のように表を横に見る)と「対応」表を縦に見る)の2つの見方が重要です。

 「学習感想」 新たに分かったこと、友達や自分の考えの良さ、算数の良さ、新たな疑問や学習への関心などを描くことで、スパイラルな学び(学びの連続性)を促します。

 今日の授業も、子供たちが主体的に学び、対話的な学びの中で学びを深めていく、素晴らしい授業でした。

 これは、授業者だけでなく本校職員が夜遅くまで検討会を自主的に開き、しかも何度も何度も検討と改善を重ねてきたからこその成果です。「本校職員の授業力は、これまで以上に確実に向上しています!」そう胸を張って言える、素晴らしい研究でした。