高久小学校 日記

東日本大震災から10年が経過して

東日本大震災で犠牲になられた多くの方々のご冥福をお祈りいたします。

 

2011年3月11日に福島県内外に大きな被害をもたらし、

いまだに大きな影響を残す東日本大震災から10年が経ちました。

今の小学生には、当時の記憶は、ほとんどない子供が多いようです。

 

少しでも、東日本大震災について知ってもらおうと、

先週から校長室前に、東日本大震災関連の本を並べています。

 

その中には、高久小学校が避難所になっていた時のことをまとめた1冊もあります。

 

お昼の放送で、東日本大震災に関する話をしました。

福島県知事からのメッセージと福島県教育委員会のちらしについても、

全員に配付の上、内容についても簡単に紹介しました。その後、

 震災から10年を迎えるにあたって作られ、寄贈いただいた

『きぼうのとり』の読み聞かせを行いました。

 

本には、次のような1節があります。

「うれしいとき、悲しいとき

 思い出してください。

 気づかなくても あなたを見守る

 きぼうのとりはかならずいます。

 そして、わすれないでください

 あなたもだれかの大切なきぼうのとりなのですよ。」

 

まさに「大切な希望」である子供たちの命を守るために、ご家庭においても、

この機会にぜひ震災について話をしていただければと思います。

実際に体験した親御さんの震災の記憶や教訓もよいかもしれません。

何年、何代にも渡って語り継がれることで守られる「命」や「希望」のために。