高久小学校 日記

街頭指導

 早いもので、今日から6月。今朝は、保護者の皆さんが、各地区で朝の通学時間帯に交通安全指導をおこなってくださいました。保護者の皆さんが、街頭指導をしながら子供たちに「おはよう」「いってらっしゃい」と声をかけてくださるおかげで、元気にあいさつできる子供が増えています。そんな姿を見ていて、ふと考えることがありました。

 

 全国的に、「今の子供は、あいさつができない…」という声を耳にするようになってから、もう十年以上は経つでしょうか。しかし、子供は、彼らを取り巻く様々な環境(学校・家庭・地域など)によって人格が形成されていきます。もしかすると、「あいさつができない」のは、むしろ私たち大人の方で、本当は「今の大人は…」なのかもしれません。とはいえ、不審者情報や凶悪な事件が珍しくない昨今、知らない子供に気軽に声をかけること自体、ためらわれることもある上に、子供たちも「知らない人に声をかけられたら…」という指導を受けているため、警戒してしまうこともあります。

 それでも、私たち大人の役目として、そして、これからも子供たちにとって安心できる温かな地域(故郷)であり続けるため、保護者のみなさんに習って「おはよう」「こんにちは」のコミュニケーションを大切にしていかなくては…、そんな思いを新たにしました。