4年郷土学習
2・3校時に、大國魂神社の 山名 隆弘 先生をお招きし、4年生の「郷土を学ぶ学習」を行いました。山名先生は高等学校の元校長先生で、福島県の文化財行政でもご活躍され、公民館講座などでも何度も講師を務められるなど、歴史のスペシャリストです。
今日は、本校学区である「神谷作」から出土した国指定重要文化財の「天冠埴輪」を教材に学習しました。
「天冠埴輪」の写真を見ながら埴輪をスケッチしました。描きながら、疑問点や不思議だなと思うところなどをメモしていきます。
自分で描いてみることで、より細かな点まで鑑賞するようになり、「なぜ?どうして?」がたくさん出てきました。
大休憩は「マラソンタイム」のため、しばし休憩です。
走り終わると、すぐに教室に戻り再開しましたが、「虫めがねが欲しい」という意見が出る等、より細かく観察したいと思う子が増えてきました。
「帽子(冠?)の先の玉は何?」「埴輪って何のために作るの?」「三角の模様は何?」など、子供たちから、たくさんの疑問や感想が出されました。
最後に、山名先生からお話をいただきました。古代の有力者のお墓である「古墳」から埴輪が出土していること、「天冠埴輪」は、極めて珍しい(素晴らしい)埴輪であること、また、「中田横穴」の壁画との共通点や、この三角の文様は北九州とこの地区にしかないことなど、たくさんの興味深いお話に、子供たちは聴き入っていました。
国の宝がこの高久地区から出土していることや、この地区が歴史的にも極めて重要な意味を持つ地であることを知った子供たち。
私がどうしても学校に飾りたかった「天冠埴輪」の写真を、山名先生がプレゼントしてくださるというサプライズに、子供たちは歓声を上げながら「ありがとうございます!」「じゃあ毎日見れる!」と喜んでいました。故郷への愛着と誇りが、より強まったようでした。
山名先生、お忙しい時期に、子供たちに「郷土の誇り」を教えてくださり、ありがとうございました。いただいた写真、大切にさせていただきます。
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