高久小学校 日記

陸上大会表彰 ~日本選手権より

 今日の全校集会で、6月20日に行われた「いわき市小学生陸上競技大会」の表彰式を行いました。リレー・個人種目あわせて9名の児童が12枚の賞状を手にしました。おめでとう!

 その後、全校生に以下のような話をしました。

「先日、同じ陸上の日清カップで6年生の活躍をお知らせしましたが、20日に行われた市の陸上大会でも、こんなにたくさんの賞状をいただきました。みんな一生懸命に練習してきましたが、その成果を十分に発揮できた人、思うような結果が出なかった人、いろいろでした。頑張ったからいい結果が出る…とは限りません。

 実は、昨日、同じ陸上の「日本選手権」という、陸上競技の日本一を決める大会がありました。これは今日の新聞ですが、ここに載っている「女子5,000m」で3位になった山ノ内さんは、5・6年生の時に私が担任した子なんですが、彼女は、本当にいろいろな苦難を乗り越えてきました。小学生時代は郡山市の記録を30年ぶりに更新したり、中学1年生にして3年生を破り東北大会で優勝するなど大活躍しましたが、その後、いろいろなハプニングがあり、苦しい日々が続きました。それでも努力の末、また本来の力を発揮し始めたと思った矢先に、今度は、練習のし過ぎで重度の疲労骨折をして3年間走れませんでした。それでも彼女はあきらめなかった…。そして、数々の困難を乗り越え、昨日、日本選手権の表彰台に上がりました。感動しました。テレビで応援していた私は、涙が止まりませんでした。

 努力は決して裏切りません。しかし、すぐに結果が出るとは限りません。大切なことは、『あきらめないこと』『自分を信じること』です。皆さんも、うまくいかないことがあってもあきらめず、自分を信じていろいろなことに挑戦していってください。」