高久小学校 日記

おもしろ実験

  6年生の理科「水溶液のはたらき」で、いろいろな水溶液の違いや性質を調べています。先週、水溶液を蒸発させて残った物体から「固体」が溶けていることを確認しましたが、何も残らなかった水溶液「炭酸水」について「気体が溶けているのではないか?」との予想にもとづき実験しました。

 まず、ペットボトルに水を満たし、水を張った容器に逆さに入れます。

 水中でペットボトルのふたを開け、そこに二酸化炭素を半分くらいまで吹き込みます。

 気体が水に溶けるのか? ペットボトルを振ってみました。すると・・・

※ 実験の様子を「動画Contents」ページでご覧ください。

 あっという間に、ぺしゃんこに潰れたペットボトルに驚きながらも、「二酸化炭素が水に溶けたためつぶれた」との予想を立てました。

 確かめるため、石灰水に注いでみると・・・

※ 実験の様子を「動画Contents」ページでご覧ください。

 石灰水は二酸化炭素に反応して白く濁るため、この水には二酸化炭素が溶けていることが確認できました。

 「リトマス試験紙」を使って、水溶液の性質(酸性・アルカリ性・中性)を確かめた後で、「ティータイム」にしました。

 「マローブルー」というハーブティーで、きれいな青色をしています(写真では分かりにくいですが)。「レモンティーでお召し上がりください」とレモンスライスを渡しました。すると・・・。

※ その様子を「動画Contents」ページでご覧ください。

 レモンを入れた途端に、青い紅茶がピンク色に! これは、マローブルーに含まれる「アントシアニン」という色素がpHの変化によって反応し、酸性で赤、中性で紫、アルカリ性 で緑にグラデーションのように変化します。 レモンは酸性なので赤色に変わりました。

 驚きの後で、実際に飲んでみましたが、味わいまいちだったようです。

 「青い紅茶(青いリトマス紙)に、レモン(酸)を入れたら、赤色に変化した!」が強烈に印象に残り、リトマス試験紙の色の変化を覚えるのに役立てばいいなぁと考えています。