日常の学校のようすをお伝えします!!

1112 までいの牛(6年1組 道徳科授業)

 本教材は、畜産農家の小林将男さんが、原発事故によって飯舘村から千葉県山武市に牛と共に避難した後も、情熱と愛情をもって育てていく様子が描かれている。使命感をもって自分の役割を果たし、仕事にやりがいを感じながら社会に貢献していく小林さんの姿が心に残る教材である。

 はじめに子供たちのもつ「働く」ことに対するイメージを共有し、ついで、「までいの牛」のお話の背景となる震災当時の小林さんの状況を写真やスライドを通して理解しました。「なるほど」と言ったつぶやきから、当時の大変さが感じ取れている様子が伝わってきました。それをもとに、教師の範読を聞き、当時の小林さんがどうして牛と一緒に避難し、壊れた柵を直したり草を刈ったりして、必死に働いたのかを考えました。そこには、「お金儲けではない。」「喜ばせたい。」「役に立ちたい。」という思いがあったと思うという声が聞かれました。
 最後に、働くことの意義を考え、自己を見つめる時間が設けられましたが、ふと私もなんと答えるだろうと考えました。「あなたは、どんな思いをもって働いていますか?」