こんなことがありました。

「悠々の里」さんで子供食堂のお手伝い

 夏休みに入って、部活動や夏期講習そして自分の趣味の追求…と、生徒のみなさんは長い休みならでの目標をもって毎日を過ごしていることと思います。もちろん「地域社会での活動を通して様々なことを学び、その経験を全校生徒や広く社会に伝える」ことを目標に活動するキャリア教育推進委員会の生徒たちにとっても、実践活動を行う貴重な期間。7月26日(火)には、「悠々の里」さんで実施している子供食堂のお手伝いを通して、様々なことを学ばせていただきました。

 生徒たちが子供食堂の存在を知り活動のお手伝いをしたいと考えたきっかけは、いわきブランドの入浴液クリビオPR動画制作を「いわきと創作らぁ麺やま鳶」さんと協働作業を行った昨年にさかのぼります。やま鳶さんといえば福島のラーメン人気店ランキングで毎年上位に入る有名店ですが、食材や学用品を提供する「朝だけ喫茶」を運営しているというお話しに感銘を受けて、自分たちの目でその状況を確かめたいと考えたのです。「悠々の里」さんを紹介してくださったのは、これまた動画制作などでいつもお世話になっている「いわき芸術文化交流館アリオス」支配人の長野さん。生徒たちの想いを、今回もたくさんの方々が応援してくださったおかげで貴重な体験をすることができました。 

 生徒たちは食事の盛りつけや完成したお弁当の手渡しなどを担当…するはずでしたが、いつもボランティアで調理を担当する大学生のみなさんが試験期間ということで、急きょ保護者の方々の応援もいただいて厨房での作業も担当することになりました。お母さん方のご指導をいただきながら、材料の下ごしらえをしたり調理のお手伝いをします。家での台所での作業さながらに手際よく進みます。 

 そして作業開始から2時間で、15食分の食事やスープが完成!受け取りに来た子どもたちに笑顔で手渡すことができました。短い時間でしたが、食材を地域の方が提供してくださっていることなど、来てみなければわからないことがたくさんありました。

 毎週火曜日に実施している子供食堂のお手伝いは、夏休み中ずっと継続してお手伝いをさせていただく予定です。このような状況下にも関わらず快く訪問を受け入れてくださった「悠々の里」のみなさん、本当に貴重な経験をありがとうございました!