ようこそ!

 本校は、明治6年創立、令和5年度、創立150周年を迎えました。いわき市北東の太平洋沿岸に位置し、近隣には四倉海岸や四倉漁港,いわき海浜自然の家があり、自然豊かな環境の中にあります。

 2015年(平成27年)2月22日にいわき市で唯一のユネスコスクールに認定され、以来ESD教育を推進しています。2011年の東日本大震災を受け防潮堤がより高くより強固な作りに改善されましたが、ESD活動の一環として「オリーブ」を育て、防潮堤の一部に防災林として2018年(平成30年)に育ててきた「オリーブ」を移植しました。地域の方々と密接に関わり教育活動を展開しています。

<四倉小学校の通学区域>

いわき市四倉町、四倉町上仁井田(字東山の一部)及び久之浜町田之網(字江之網、字舟戸及び鷹ノ巣)の区域

<児童数(令和7年4月7日現在)>

第1学年50名・第2学年53名・第3学年56名・第4学年57名

第5学年52名・第6学年55名   合計323名

こんなことがありました

4年生 盲導犬の学習

2017年6月7日 14時26分

 4年生では福祉の学習で、目の不自由な人の苦労やその方々を助ける盲導犬の役割などについて学習しています。
 今日は、高橋ご夫妻が、愛犬デルタをつれて教えに来てくださいました。
 高橋さんは、40歳頃病気で全盲となってしまいました。当時はそのショックと出歩くことの恐怖から、家を出ることはなかったそうです。そのショックや恐怖は想像するだけで大変なことだと思います。その姿を見た奥様が、少しでも行動意欲がわくようにと手を尽くして盲導犬を貸してくださる肩を探されたようです。しかし、当時はなかなか貸し手がなく困ったようです。何しろ、盲導犬を育て上げるためには莫大なお金がかかる上、これに適した犬も少ないからだそうです。何とか盲導犬といっしょに過ごすことができるようになった17年前、少しでも目の不自由な方々について理解してもらおうと、各学校を回り目の不自由な方の福祉の学習を始めたそうです。その甲斐があって、17年前と比べると理解をしてくださる人たちが増えてきたことを実感しているとのこと。
 私も高橋さんとの会話で始めて知らされたことがあります。
 1 見えないので、すべて声を出して反応してくれると助かること。
 2 ドアが閉まっている時など、親切心で開けてあげることが一般的ですが、それは逆に不自由さを与えることになること。つまり、自分の手でドアの一夜開け方を確認すること土、空間認知ができるので、開けてしまうとその感覚がなくなりただ暗闇の中にいるだけになってしまい恐怖心が大きくなるというのです。
 4年生の子ども達は、自分でも目隠しをし、目の不自由な世界を体験していました。
 最後に、奥様手作りのしおりをいただきました。このしおりには、これを見ながら家族と今日の話をし、一人でも多くの方の理解を得たいという願いからのものです。17年前から、欠かさず、一人一人に手作りで作ってあげてきたそうです。とても感銘しました。