永野美佐子先生は、本校の同窓生であり、全国各地での演奏活動はもとより、愛知県立芸術大学の名誉教授としてもご活躍された音楽家・ピアニストでいらっしゃいます。また母校や後輩たちへの思いから、平成20年には、音楽会のためにトロフィーを寄贈くださいました。その想いを大切にしようと、以降、音楽会の最優秀賞が「永野美佐子賞」となりました。さらに今回は、グランドピアノを寄贈いただいたことから、ささやかではありますがピアノの披露式を行いたいとお伝えしたところ、遠方より来校くださいました。

　本日は、そのピアノで、ベートーヴェンの「ピアノソナタ30番１・２楽章」、「エリーゼのために」を演奏してくださいました。全校生が目指した「永野美佐子賞」の由縁となったご本人とお会いでき、またその演奏を目の前で鑑賞でき、大変貴重な経験となりました。

　演奏後に永野先生からは、「歌詞に込められた意味や思いを大切にすること。また合唱を作り上げる中での様々な経験が人間性を豊かにする。これからもぜひ合唱に取り組み、友情を深めてほしい。」とのお言葉をいただきました。

　感謝状と記念品をお渡しし、最後に、お礼の気持ちを込めて全校生で校歌を贈りました。

 　披露式には、本校第13回卒業生の同級生の皆さんも参加くださいました。第13回卒業生の皆様からは、昨年ご寄付をいただき、保健室に自動身長体重測定器を設置することができました。また、「けやき」の詩の作者も同級生でいらっしゃいます。母校や後輩たちを思う心を、生徒、職員、保護者の皆で大切にしたいと感じる披露式となりました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。