白水小学校は

 平成31年3月31日をもって

  閉校となりました

 明治31年、常磐炭坑で働く人々のお子さんの学び舎「智徳学館」としてこの地に開設され、炭鉱が経営する私立学校を経て、昭和28年に独立して以来、数多くの卒業生を輩出してきた白水小学校は、児童数の減少に伴い、平成31年3月31日をもって閉校いたしました。

 3月23日には、いわき市長、いわき市議会議長、いわき市教育長をはじめ、250名もの方々のご出席をいただき、「閉校式」を挙行いたしました。

 白水小学校という学校としての形はなくなりますが、皆様の記憶の中にある白水小学校の思い出は永遠です。

 ありがとう、白水小学校

 

日誌

白水小学校の歴史⑦ 現在の校舎に込められた本校の歴史

2018年11月9日 10時06分

 上の写真は、現在の校舎になる以前、平成4年まで使われていた白水小学校の校舎です。

 白水小学校は昭和28年に独立しましたが、それ以前は内町小学校の分校として存在していました。

 写真の前にある青い屋根の建物は、分校の時から使われていた古い校舎で、その後ろに立っている2階建ての建物が、独立後に建てられた校舎です。

 この分校時代から使われていた校舎は、白水小学校の歴史を最も長く知っている建物とも言えます。相当に古く、何度も改修を重ねてきた建物で、中には黒ずんではいるもののぴかぴかに磨かれた長い廊下が一本通っていたそうです。

 平成5年に、分校時代から使われていた校舎と独立した後に建てられた校舎は、取り壊しとなり、現在の校舎が建てられました。下の写真です。

 お気づきになったでしょうか。現在の校舎の土台となる部分には、分校時代から使われていた石垣がそのまま残されています。きっと、あえて石垣を残したものと思います。

 独立する以前の戦争中からずっと白水小学校を支え続けていたこの石垣が、今もなお、白水小学校を支えてくれています。この石垣がいったい何人の子どもたちを、教師を支えてきたのだろうと思うと、長い歴史を感じます。