保護者の皆様、児童の皆さんへ

　　いつも、本校の教育活動にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。

　　夏休みは、普段できない体験をしたり、家族や友達とゆっくり過ごしたりできる貴重な時間です。しかし、この時期は気温が高くなり、熱中症の危険性が高まります。特に今年は、例年以上に厳しい暑さが予想されています。

　　熱中症は、命に関わることもある大変危険な症状です。つきましては、夏休みを安全に、そして健康に過ごせるよう、ご家庭での熱中症予防対策について、改めてご確認いただき、徹底していただくようお願いいたします。

【ご家庭での熱中症予防対策のポイント】

1. こまめな水分補給を心がけましょう

　　のどが渇く前に、意識的に水分を摂ることが大切です。水やお茶をこまめに飲みましょう。特に、屋外で遊ぶ時や運動をする時は、スポーツドリンクなども効果的です。

2. 涼しい環境で過ごしましょう

　　エアコンや扇風機を上手に活用し、室温が上がりすぎないように注意しましょう。日中の暑い時間帯は、できるだけ外出を控え、涼しい室内で過ごすように心がけてください。すだれや遮光カーテンなどを利用して、日差しを遮るのも効果的です。

3. 適切な服装を選びましょう

　　外出する際は、吸湿性や速乾性に優れた素材の服を選び、風通しの良いゆったりとした服装にしましょう。帽子をかぶったり、日傘を使ったりすることも、日差しを避けるために重要です。

4. 暑さに備えた体づくりをしましょう

　　バランスの取れた食事をしっかり摂り、十分な睡眠をとることで、体調を整えましょう。適度な運動をすることも大切ですが、暑い時間帯を避け、無理のない範囲で行うようにしてください。

5. 体調の変化に気をつけましょう

　　めまい、立ちくらみ、頭痛、吐き気、だるさなどの症状がある場合は、熱中症のサインかもしれません。少しでも体調に異変を感じたら、すぐに涼しい場所へ移動し、体を冷やして休ませてください。症状が改善しない場合は、ためらわずに医療機関を受診しましょう。

　　この夏休みが、子どもたちにとって安全で楽しく、そして実り多いものとなるよう、ご理解とご協力をお願い申し上げます。ご家族の皆様におかれましても、健康に十分留意されてお過ごしください。

（いわき市立勿来第二小学校長）