2020年12月の記事一覧
社会科授業研究 3年1組
本日の5校時は、3年1組で社会科の授業研究を行いました。授業構想のキーワードは、「主体的・対話的で深い学び」、「主体的に社会の形成に参画しようとする態度の育成」、「協働的な学び」です。
本時の学習内容は『価格の働きと金融』のまとめとして、「生産者が自社製品と競合するプライベートブランド商品を生産する理由や生産比率について、根拠を明確にして説明すること」です。
子どもたちの生活の身近にあるポテトチップスを取り上げたことで、自分事として考え、活発な授業となりました。まだ十分とはいえませんが、このような学習活動を繰り返していくことで、論理的に考える力、根拠を明確にして説明する力、協働して考えをまとめる力が育まれるのだと思います。
【電子黒板も活躍しています!】
【協働的な学び!】
【積極的に発表】
【これは???】
ジェシカ先生との授業~2年4組「電話でお誘い」
コロナウィルスの世界的な感染拡大は、外国語指導助手(ALT)の先生とのチーム・ティーチングにも影響が出ています。例年だと8月にやってくる新しいALTの先生が来日できないため、残った継続勤務のALTの先生が市内すべての小中学校を訪問しているのです。平三中で指導しているジェシカ先生ですが、9月以来久しぶりの訪問もたった1週間。しかし限られた時間を有効に活用しようと、いろいろな授業が行われました。
まず最初に紹介するのは、2年4組でのスピーキング活動です。電話口で本人に代わってもらい、お誘いの話を切り出します。本番前にはお互いに練習したり、発音を確認する姿が見られました。
電話での会話は、相手の表情が見えないうえに、ジェスチャーで伝えることもできません。できるだけクリアに大きな声で用件を伝えようと意識して会話に挑んでいました。
活動をする際の目標は「クラスの全員が時間内に活動に臨むこと」。早く終わった人が教えたり、これから挑戦する人を応援する姿は素晴らしいですね!
どのクラスも無事に全員のスピーキング活動が終了。当たり前のことを当たり前にこなすのは実はとても難しいことですが、みんな難なくこなすのも1年生の時からクラスや学年で育んできた雰囲気のおかげと言えます。自分たちで考えてやるべきことをひとつひとつ実践していくことが何より大切なんですね!
全国高校駅伝競走大会で卒業生が活躍!
12月20日(日)に京都で開催された全国高校駅伝競走大会(女子)で、本県代表の学法石川高校が8位となり、初の全国入賞を果たしました。おめでとうございます!
各校のエースが集う最長区間の1区を担ったのは、本校卒業生の長谷川莉子さんです。区間10位と好走し、学法石川高校初の全国入賞に大きく貢献しました。どの世界でも、初志貫徹して努力を続け、さらに結果を出すことは簡単なことではありません。すばらしいですね。平三中のみなさんも頑張っていきましょう!
2学期の最終週がスタート!
2学期の登校日は、今日を含めて4日となります。放送朝会で、最終週がスタートしました。
生徒週番長と週番教師からは、今週の目標『2学期を振り返って生活を見直そう』について話がありました。新型コロナウイルスの感染状況も全国的に深刻になっています。基本的な感染症対策を確認して継続するとともに、2学期のまとめをしっかり行いたいですね。
今週の講話は2学年が当番です。自身の座右の銘「我慢が自分を強くする」について紹介しました。過度の我慢はよくないこと、内容によっては我慢しない方がよい場合があることを前提に、弱い心や誘惑に打ち勝ち自分を成長させることについて話がありました。
相双・いわき地区スタディーツアー報告(10)~ツアーを終えて
浜通りを駆け巡った第3回目のスタディーツアー。見学や訪問、そして取材を通して生徒たちは色々なことを感じました。1つ目は自分たちの毎日の生活を支えているエネルギーへの感謝の気持ちです。この時期はどこもクリスマスのイルミネーションで彩られていましたが、この美しい景色はいろいろな場所で作られた電気が創り出していること、そしてそのエネルギーを生み出すために様々な工夫や失敗の積み重ねがあるということを学びました。
2つ目はエネルギーを作ったりそれを活用するためにはたくさんの方々の労力があり、みなさんが熱い思いを持って取り組んでいるということを学びました。震災からの復興、新しいエネルギーの開発、故郷を魅力あふれる場所にしようという取り組み…今回訪問させていただいたどの場所でも強く感じました。
最後は自分たちのやりたいこと、やるべきことが明確になったということです。7月に東京大学の飯田先生から「10年後の未来を描こう」と刺激を受けて以来、約半年いろいろなことを学んできました。そして「もっと知りたいこと」「自分たちが発信したいこと」がはっきりとしてきたようです。3月の発表まで残された時間は決して多くはありませんが、さらなるスタディーツアーの実施や全国に向けたプレゼンテーションの概要、そして映像作品のイメージが具体的に浮かんできたようです。
「Energy for Nature, Legacy for Future ~2030年エネルギーの旅」 はまだまだ続きます。
相双・いわき地区スタディーツアー報告(9)~ワンダーファーム
今回のスタディーツアーで最後に訪れたのは四倉町にある「ワンダーファーム」さんです。ここでは太陽光を活用してのトマト栽培を行っており、広大な温室にお邪魔して色々とお話しを伺いました。
夏野菜であるトマトには、たくさんの日光と比較的乾燥した気候が必要ですが、太陽光を無駄なく温室全体に取り入れる仕組みや温度や湿度に応じて自動的に屋根やカーテンを開閉するシステムを見ることができました。そしてお楽しみはトマト狩り!特別に試食も許可していただいて、味や糖度、酸味の違いを確かめながら袋に詰めていきました。
※特別に許可をいただいて試食をしています。トマト狩りは食べ放題ではありませんのでお間違えなく!
約30分のトマト狩りで、袋はフラガールやトスカーナバイオレット、サングリーンなど色鮮やかな5品種の完熟ミニトマトでいっぱいに!太陽光を最大限に活用しての自然の恵みに、生徒たちはエネルギーのありがたさを実感することができました。
相双・いわき地区スタディーツアー報告(8)~アグリパークいわき
「エネルギーを通して10年後のいわきを考える」プロジェクトの一環としてスタディーツアーに出かけた映像制作班の生徒たち。2日目の午後に向かったのは、実際に再生可能エネルギーを活用しているいわき市の事業所です。四倉町にあるアグリパークいわきさんでは、追尾式の太陽光パネルを活用した農業を行っています。
太陽の動きをプログラミングして、もっとも光を受ける角度へと自動的にパネルが移動します。刻々と変わる状況に対応し、目の前で角度や方向を変えるパネルの動きにみんな驚きました。また、高い位置に設置されたパネルの下はブロッコリー畑になっていて、土地の有効活用の様子も見学させていただきました。そしてハウスの中で栽培されている作物はクリスマスの季節を迎えて出荷に向けた準備が進むイチゴです。光を無駄にせずに温度管理が徹底されているハウス内には、赤く熟したイチゴが実っていました。
すると何とケーキ用に栽培されている「かおり野」を特別に試食させていただけることに!予期せぬサプライズに、そしてその美しさや優れた香り、強い甘みに何度もビックリ!ずっと口の中に残るイチゴの美味しさに、生徒たちは大感激でした。「次や必ずイチゴ狩りに来る!」を意気込む生徒たち。1月2日にオープンするというイチゴ狩りを、ぜひみなさんも体験してみてください。
相双・いわき地区スタディーツアー報告(7)~Jヴィレッジ後編
館内で震災当時のJヴィレッジの様子についてお話をうかがった後、明石さんが芝生の緑が目に鮮やかなグラウンドへと生徒たちを案内してくださいました。
めったに入ることのできない天然芝のグラウンドに恐る恐る足を踏み入れる生徒たち。初めて味わう芝生の感触に驚きを隠せません。冬芝と夏芝が交互に成長すること、芝の管理にかかる手間や時間など、スタッフのみなさんのご苦労を知れば知るほど、ここに容赦なく車が乗り入れて芝生が踏みにじられる様子を目の当たりにした当時のスタッフの方々のやるせない思いに胸が痛みます。
明石さんのお言葉に甘えて、天然芝のグラウンドに大の字になって青い空を見上げさせていただきました。緑の芝生に横になって青い空を眺めることのできる幸せを、原発事故の対応拠点となったJヴィレッジで実感しました。
この後さらに屋根付きの人工芝グラウンドや5000人を収容できるJヴィレッジスタジアムを案内していただきました。震災当時のことを知らない生徒たちにとって、JRの駅も開業して完全再開を果たしたJヴィレッジが歩んできた歴史を詳しく知る貴重な機会となりました。予定時間を超えて生徒たちを案内してくださいました明石さん、本当にありがとうございました。
相双・いわき地区スタディーツアー報告(6)~Jヴィレッジ前編
2日目最初の訪問地は、広野町と楢葉町にまたがる Jヴィレッジ です。サッカーのナショナル・トレーニングセンターとして日本代表も合宿で訪れる場所ですが、震災後その様子は一変してしまいました。建物のすぐ近くに避難指示区域の境界線があったため、Jヴィレッジは原発事故対応の最前線となってしまったのです。震災当時からJヴィレッジに勤務していた明石さんに館内を案内していただきました。
12月の厳しい寒さにもかかわらず緑がいっぱいの芝生のグラウンド。しかし、当時ここは作業員の車両や緊急車両の駐車場となり、装甲車などサッカー場に似つかわしくない車やヘリコプターに占有されてしまったのです(Jヴィレッジさんのホームページでは、当時の様子が詳しく紹介されています。こちらもどうぞご覧ください)。
生徒の視線の先は、大きな事故を起こした福島第一原子力発電所の方向です。エネルギーと自分たちの暮らしについて思いを巡らせました。
まだまだ続くJヴィレッジでの滞在。この後の様子については次回ご報告します。
福島民報さんに「周防正行監督インタビュー」の様子が掲載
いわき芸術文化交流館アリオスさんといわきポレポレ映画祭実行委員会の主催で行われた映画「ダンシング・チャップリン」上映会と周防正行監督トークショー。多くの映画ファンがアリオス中劇場に詰めかけましたが、その後に平三中の生徒たちが楽屋で周防監督に独占インタビューを行い、その様子を「周防正行監督インタビュー~心に残る15のパワーワード」として動画にまとめました。12月18日(金)の福島民報さんの紙面には、取材当日の様子が詳しく掲載されています。
動画は23分16秒と大作ですが、周防正行監督の言葉はシンプルかつ重みがあり、ほとんどノーカットで収録してあります。
そして最後の3分間の「番外編」もお見逃しなく!
パートナーである草刈民代さんを家では何と呼んでいるのか?
バレリーナの草刈さんの家庭での様子は?
結婚を周防監督が言い表した言葉とは?
中学生だからこそ聞けた質問に、熱く真摯に答えてくださった周防監督。新聞記事はもちろん、生徒の愛情たっぷりのイラストをフィーチャーした動画もぜひご覧ください。
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