2023年11月の記事一覧
今年も豊作、2年生とやまなし学級のさつまいも!
11月6日(月)、子ども広場の畑の方から「はい、それじゃー始めよう!」という声が聞こえてきました。よもやよもや!と急行してみると、やはり2年生がさつまいもの収穫をしておりました。「こっちは私のだからね!」「じゃ、こっちはぼくのだ!」等々言いながら、畑の中をまるで宝探しをしているかのように掘り進めていきました。途中何度も「先生、こっちも掘ってください!」の声があちこちから。子どもたちのオーダーに応えるべくスコップを手に大活躍の先生方。額にはきらきら光る美しい汗が...。まぶしかったです!
ここは僕のエリアだぞ!よし、このつるを引っ張ったら、きっとさつまいもがたくさんついているはず!
ん~、1つだけだったか...残念。ほほ~、さつまいもってこんなふうになっているのか、勉強になるな。でも、やっぱり味の方が気になるな~。
わたしのちっちゃかった!かわいい!これも食べられるの?
いろいろな気づきをしながら収穫したさつまいも、後日みんなで分け合って持ち帰るとのこと。「どんなお料理に使うの?」の質問に、ほぼ全員が「焼き芋~!」とのことでございます。ぜひ食べた感想を聞かせてくださいね。でも、どうしてさつまいもはこんなにも魅力的なのでしょう?!
さて、こちらはやまなし学級、2日(木)に同じく収穫を行いました。「こっち掘ってみて!」「もっと深く掘ってみて!」「もっともっと深くよ!」と、子どもたち以上に先生と支援員さんの本気さがとても熱く伝わって参りました。
すると、まさに「いもづる式!」でございます。土の中からさつまいもがわんさか湧いて参りました!
「ほら、まだまだあるよ。この下にもあるからね!」、さすがはベテラン!
時折、「先生、スコップでちょん切っちゃだめだよ~」って子どもたちからご指摘を受けることもありましたが..。みんな笑顔の大豊作でございました。
「絶対落としちゃダメだからね!頼むよ!」と、ここでも本気のご指導でございます。大人をも夢中にさせるさつまいも、恐るべし!でございます。
無事、貯蔵エリア(ベランダですけど)に運び込まれたさつまいも。やまなし学級では後日何かに使うのだそう。しかもさつまいものつるまでも。一体何に使うのか...、今後の展開に注目して参りましょう!
4年2組、体育科で開脚前転にチャレンジ!
10月27日(金)のことになります。4年2組体育科で授業研究を行いました。まずは準備体操から補強運動へといつものルーティンで体を温め、今日はマット運動の基本演技「開脚前転」にチャレンジ!
実技前のミーティング。先生から開脚前転のポイントとして①いきおい、②足を開くのはあしつく前、③あしピン!手ピン!のご教示、そして本時の自分のめあてを立てていきました。マット運動全体を通じてカバーする自己評価シートが使われていて、自分の成長の様子を見える化できるように配慮していました、とても大事!
それでは始めましょう!ということで、まずはマットを用いた補強運動へ。どれも柔軟性を意識したメニュー。授業後、「どうしてゆりかごやブリッジ等のメニューにしたの?」と尋ねたところ「けが防止のためでもあるんですけど、これまでの新体力テストの結果を見てみると持久力とか投力は改善してきていて、でも柔軟性に課題があるんです。マット運動なので子どもたちに意識してもらいたいということで、学年で話し合ってやっています」とのこと。データ分析、学年内の連携、説得力あります!
そして本日のメイン「開脚前転」。まずは先生がお手本を...、軽やか!巧い!子どもたちも自分のめあてを意識しながらお手本を見て「そうか!」「よっしゃ!」「ピン!ね」と意欲が湧いてきたご様子。先生も各マットを回って親身にあってアドバイスしていきました。
ここで子どもたちが手にしたのはタブレット端末!それぞれの演技を録画して、自己分析、相互評価をして開脚前転ができるように頑張ろう!ということに...。初めは面白がって動画を見る様子もありましたが、次第に自分のめあてを意識してチャレンジする姿、また仲間を思いやる心を発揮して積極的にアドバイスする姿が増えていって、できました!やった!の声がたくさん聞こえてきました。中には「わたし出来ない!もう...」という声もありましたが、「今、意識したポイントは?」「それじゃー次はどのポイントを意識してみるの?」という先生の励ましに勇気づけられて、諦めずにチャレンジしていく様子も見ることが出いました。子どもたちとの信頼関係、美しいですね!
授業のまとめは自己評価シートで。本時のめあてを意識してやり抜いた感が大きかったでしょう。今までのアクティブさから場の雰囲気は一転して黙々と書き綴る姿がとても印象的でした。いつも先生が赤ペンでの温かいコメントをしているという効果もあるのでしょうね。みんなよく頑張りました!
本時はお馴染み初任者研修の一環。今回も多くの同僚先生が参観にお越しになり、放課後の職員室はいつものように授業談議で大いに盛り上がっておりました。「本校で育てる4つの力」に働きかけているところGood!タブレット活用についてなるほど!こんな方法はどう?等々...。この時間とっても素敵だと思います。お互い勉強になりますね。
最後に小学校体育科の必須アイテムのリズム太鼓。初任である担任の先生はいつの間にか「リズム太鼓の達人」となっていてとても嬉しく思いました。日々努力を積み重ねてきた成果ですから。いつも「子どもたちのために頑張ります!」とお話してくれますが、これからも子どもたちとともに歩んで一緒に成長していく姿を全力で応援して参ります。長倉小学校、子どもたちも先生方もみんな頑張ってます!
表彰式、読書感想文コンクール!
青少年読書感想文全国コンクールにつながるいわき市読書感想文コンクールの表彰です。本校からは、準特選・入選に各1名、佳作に3名が賞状をいただきました。
準特選を受賞した2年生児童が読んだ本は、磯みゆき作「それで、いい!」。絵を描くことが大好きなきつねが主人公のストーリー。山猫とやりとりしていく中で、展覧会に出品するために「『すごい絵』を描かなくちゃ」という気持ちが強くなって、描くことが楽しくなくなってしまったのだそう。でも、うさぎさんとの交流で「いつの間にか、また絵がかきたくなって」いって、うさぎさんの絵が展覧会に飾られたとのことです。山猫に「一言もんくを言いたくなりました」、展覧会に飾られた絵は「キラキラしたうさぎさんのえがおだと思いました」等々、自分の思いを丁寧に綴っていました。そして最後に「わたしは、人の目を気にしすぎて自分の気もちがなくなってしまうことは、かなしいこと」と感じ、「自分の気持ちは『たからもの』だから大切にしたい」という気づきを述べました。その気づきをみなさんとも共有したいと思います。素晴らしい感想文でございます!
入選した4年生児童が手にした本は、本郷陽二編「北島康介物語」。「私がこの本を読んだ理由は、水泳が好きで、平泳ぎで早く泳げる方法を知りたくて」とのこと。しかし「最後まで読んでみましたが早くなる方法は書いてありませんでした」が、「大切なのは負けない気持ちをもつことだということが分かりました」とのことであります。また、北島選手が目標を決めて実現していることや本番で強さを発揮していることに憧れを抱きつつ、その背景を丁寧に読み取った上で「私にやれることはなんだろう?」と考え、「両親を喜ばせたい」を目標に「毎日『ありがとう』と言葉で伝え」続けて、途中でめげずに自分を成長させていきたいと思うようになったとのことであります。素敵な気づきですね。ぜひ自分の目標を達成させてください、私たちも応援して参りましょう!
また、佳作に選ばれた子どもたちが手にした本は次の通りでございます。
2年生:蒔田晋治「教室はまちがうところだ」
3年生:大塚菜生「給食室のいちにち」
6年生:小手鞠るい「心の森」
どの作品も、本の世界にどっぷりと浸かって自分の思いを表現し、中には自己変革を試みようとしているものもありました。本を読む喜びや楽しみを大きく味わっている姿がとても素晴らしいと感じました。本校には教室4つを使った素敵な図書館があり、学校司書、図書館ボランティアさんにもご支援いただいております。これからも「読書はこころのビタミン」を合言葉に本好きの子どもたちを育てて参りましょう!
表彰式!福島県書道連盟展
第47回福島県書道連盟展で4名が入賞しました。日頃の練習の積み重ねの成果ですね。受賞した子どもたちは、嬉しいです!よかったです!また頑張ります!と、さらに精進していきたいとのことでございました。素晴らしいですね!繰り返しになりますが、本人の頑張りとご家族のご支援があってのことでございます。本当におめでとうございます!
県文化センター館長賞:6年生
優秀賞:5年生
特選:6年生と4年生
教室を回っていると、◯◯が得意な人を「すげー!」と言って褒め称える場面をよく見かけます。習字についても表彰された4名をはじめ得意としている人をモデルにして、真似をしながらチャレンジしている様子がうかがえ、本校生の書写作品の上達はとても早い印象がございます。
また、本校は団体特別賞を受賞しました。4年連続!でございます。全校集会で披露し、代表して教頭先生と書写担当の先生へ賞状と盾を贈呈しました。校長室前に展示して参ります。
表彰式!理科作品展いわき地区展
今日から11月でございます。今年も残り2ヶ月となりました。今年のことは今年の内に!子どもたちの成長に引き続き全力で働きかけて参りましょう!
表彰式の続きでございます。こちらは福島県小学校児童理科作品展いわき地区展。本校から優秀賞に4名、努力賞に2名が選ばれました。夏休みを利用した子どもたちのチャレンジでございました。
優秀賞作品の研究テーマ
3年生「よごれはどれがおちやすいか?」
絵の具が洋服に付いてしまったことをきっかけに、どの汚れにはどの汚れ落としが効果的なのかを調査研究しました。実験の中でケチャップやカレーを汚れとしたところに実用性を高く感じました。また実験の結果を点数化し、色シールを使ったグラフで見える化した工夫はとてもよかったですね。結果から、歯磨き粉が意外とパワーがあることに驚いたとのこと。それはしっかりと予想を立てていたから味わえた驚きですね。汚れを落とすのは楽しい!炭は落ちないので大変!といった感想も素敵でございます。
5年生「塩のひみつ~海水から塩はとれる?~」
塩が大好きなのだそうです。なので海水から塩をとってみたくなったとのこと。濾過した海水をフライパンで熱するという実験に根気強くチャレンジ!きちんと量を測定してデータ化していて説得力がありました。そして普段食べている塩との違いを顕微鏡を使って結晶レベルでの観察も行いました。海水から塩をつくれることを証明し、結晶がピラミッド型(おそらくサイコロ状)であること、また海水からつくった塩と普段食べている塩の結晶に差はないことを明らかにしました。まとめには実験観察の際に味わったわくわく感や驚き、喜びも記していました。ネット検索では味わえないその感じ、たまりませんね!
6年生「ジュースと砂糖」
オレンジジュースの原材料に着目して自分好みのジュースをつくる!というチャレンジ。昨年は、夏場に糖分を取り過ぎないように!ということろが出発点でしたが、今回はその糖分も含めた研究へと発展させたところが素晴らしいですね。昨年同様、原材料等のジュース作りの過程において見つけた用語を深掘りしたり、実際に飲み比べをしたりして、自分好みのジュースを完成させていきました。その際、保存や食感といったことに気付いたことも大きな成果でしたね。「自分好み」を「売れる」に置き換えるとまさに企業の商品開発部の活動となります、お見事!
6年生「浸透圧を利用した卵の変化」
浸透圧に興味を持ち、卵の殻を酢酸で溶かし、卵殻膜(スケルトン卵)の浸透性について11もの液体を使って実験しました。実験前後の卵の大きさ(体積)や醤油による色の染まり具合等、浸透圧の様相を丁寧に観察し、全体のまとめでは分子レベルにまで考えを巡らせていました。また、赤ワインを使った実験では卵殻膜にザラザラした砂糖のような個体が付着したとのことで、その正体も突き止めてみたいとのこと。その探究心、素晴らしいですね!
努力賞作品の研究テーマ
2年生「『か』ってどんな虫?」
2年生「ありのたまごとはたらきありのしごと」
その他にも力作が発表されました。
「水の中のびせいぶつ こうじきんとあまざけ」
「カブトムシの1日かんさつ」
「月の動き かんさつ」
「mBotを使っためいろだっしゅつ」
「泥水をきれいにしよう」
「なぜクモの巣に水滴が付くのか?」
「納豆を作ろう」
「布のしくみ」
どの作品も興味をそそる秀作でございます。ふと見つけた「あれ?」という疑問を出発点に、まずは予想し、実験や観察を通して確かめたりさらに考えを深めたりしていました。まさに探究!ナイスチャレンジ!よく頑張り抜きましたね。入賞作品は、渡り廊下に展示しています。
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