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栄光の影に ~「スポーツ笑顔の教室」より~

 「出来事」のページでも紹介したように、10月16日(火)・17日(水)に本校2年生の全学級を対象に
○公益財団法人日本スポーツ協会
○公益財団法人日本オリンピック委員会
○公益財団法人日本サッカー協会
○一般社団法人日本トップリーグ連携機構
の4団体が主催する「スポーツこころのプロジェクト」事業による「スポーツ笑顔の教室」を行いました。本校では一昨年以来の2度目の開催でした。

 各クラスとも2時間を使って、前半は体育館で夢先生と一緒にカラダを動かす「ゲームの時間」、
後半は教室で夢先生と夢について語り合う「トークの時間」という構成でした。

 今年度の講師(夢先生)は次の3名でした。
  ○ 藤岡奈穂子(ふじおか なおこ)先生  競技:ボクシング
  ○ 川邉 隆弥(かわなべ たかや)先生  競技:サッカー
  ○ 鈴木 規郎( すずき のりお )先生  競技:サッカー

 

 それぞれの夢先生のプロフィールを紹介します。

藤岡奈穂子(ふじおか なおこ)先生 〔 21CR・23CR 〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○宮城県出身。高校、社会人を通して5度、ソフトボールで国体に出場。
○24歳でボクシングを始め、その後プロに転向。
○その後WBC女子世界ストロー級王者(2度防衛後返上)、WBA女子世界スーパーフライ級王者(1度防衛後返上)、WBO女子世界バンタム級王者(1度防衛後返上)、WBA女子世界フライ級王者(現チャンピオン・先月初防衛に成功)、WBO女子世界ライトフライ級王者(防衛せずに返上)となり、男女通じ日本人初の世界5階級制覇を成し遂げた。


 

川邉 隆弥(かわなべ たかや)先生 〔 22CR・25CR 〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○埼玉県出身。2007年に大宮アルディージャにユースから昇格。MF。
○その後、シンガポール(タンジョン・パガー・ユナイテッドFCでチームキャプテン)、ラトビア(FCユールマラ)、モンテネグロ(FKムラドスト・ポドゴリツァ)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(FKルダン・プリイェドル)など、海外で活躍。

 

 

鈴木 規郎(すずき のりお)先生 〔 24CR・26CR 〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○千葉県出身。ジェフユナイテッド市原・千葉ジュニアユース時代に日本クラブユースサッカー(U-15)選手権大会で優勝。高校時代には国体で優秀選手に選出される。
○FC東京、ヴィッセル神戸で活躍後、フランスのアンジェSCOに加入。帰国後は大宮アルディージャ、ベガルタ仙台に在籍。その後、活躍の舞台を再び海外に求め、フィリピン(グローバルFC)でプレー。
○早くから年代別の日本代表に選出され、2003年にはU-20日本代表としてFIFAワールドユース選手権に出場。ポルトガル戦では、クリスティアーノ・ロナウドとマッチアップした。

 

 

体育館で夢先生と一緒にカラダを動かした「ゲームの時間」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゲームの時間」で取り組んだことも、「仲間を大切にすること」「協力し合い、チームワークを大切にすること」「相手を思いやること」を意識しながら行うものでした。

 

 

 それぞれの夢先生の話をうかがって私自身感じたことは、それぞれの競技において日本のトップに立ち世界を知った選手、世界の頂点に立った選手でも、そこに至るまでの過程においては様々な困難に出会ったり、大きな挫折や絶望感を味わったりしているんだなということです。当然、トップにたどり着くまでの道のりが容易でないことは想像がつきますが、それらを経験した方々から事実として生の声を聞くと、あらためてその大変さ(我々では想像もできないトップアスリートとしての苦悩とその大きさ・深さ)が強烈に伝わってきました。
 3人の夢先生たちがそれらの困難に屈することなく、自己実現を図ることができたのは、夢を持ち続けること、その大きな夢を達成するために小さな目標をひとつひとつ達成して積み上げていくこと、初心を忘れないこと、仲間を大切にすること、そして何よりも自分自身を信じ自分に負けないことだということが伝わってきました。

 

 

 夢先生たちが語ってくれた熱い思いのこもったメッセージを直接聞くことができた生徒たちは、何かを感じ取ってくれたことと思います。

 

 

 *「スポーツこころのプロジェクト」「スポーツ笑顔の教室」の詳細については、ホームページ(http://www.sports-kokoro.jp/)をご覧ください。