こんなことがありました。

注意 救助袋からの脱出訓練(次回は予告なし訓練)

 本日31日(水)の6校時に、第2回避難訓練を実施しました。1学期に実施した時は地震の場合の避難訓練でしたが、今回は火災が発生したという設定での避難訓練を実施しました。

 3階調理室から出火したという設定で、生徒達は「押さない」「走らない」「しゃべらない」を厳守し、足早に校庭に避難できたことは、とても素晴らしかったと思います。

【校庭に避難する生徒達。帽子をかぶりハンカチで口を押さえながら避難していました】

【おしゃべりする生徒は一人もいませんでした】

 とにかく地震、火災そして緊急時の対応は、一人ひとりが状況をしっかりと把握して、落ち着いて行動することです。一番大切なことは命を落とさないことです。

 校庭での全体指導で勿来消防署の芳賀様から「中学生はただ大人の指示を待つだけではなく、自分で考え判断するようになってください。」というお話がありましたが、「いつ、どんな状況で、何が起こるかわからない」ことを常に心に留めて生活することが大切です。

【消防署の芳賀様が生徒に講評をしてくれました】

 全員が火災に巻き込まれず、避難できることが一番良いのですが、最悪の場合を想定することも必要です。そこで今回は、「逃げ遅れた」という設定で、3階の救助袋から脱出するという訓練も実施し、何人かの生徒、先生が実際に避難袋を使って下に降りました。写真で見ると真っ逆さまに落ちるように見えますが、実際はらせん状になっているので落下は緩やかです。

【3階から地面までは10m位あり、下から見るとなかなかのスリルです】

【まず始めに先生がトライしました】

 生徒の感想を紹介します。

生徒A「最初、救助袋に入る時、怖かったけど降りているときは全然平気でした。」

生徒B「中は真っ白であまり見えなかったけど、ゆっくりと廻って降りるので楽しかった。」

生徒C「経験できて良かった。もしもの時に安全だとわかった。」

【らせん状の中を回転しながら降りています】

【鏑木生徒会長からのお礼の言葉】

 全体指導の校長の話で話したことですが、地震や火事は、決められた日時や場所で起こることは決してありません。

そのようなことを考えると、今年実施した2回の避難訓練は先生だけでなく生徒も避難訓練があることを事前に知っていて訓練を実施するのではなく、緊急時の訓練を抜き打ちで実施する必要性があります。

そこで今後、生徒だけではなく先生方にも予告なしで避難訓練を実施して、どのような対応をとるのかを検証していきたいと思いますので、ご理解願います。