里山体験活動

6日(月)は、「里山体験活動」を行いました。遠野オートキャンプ場の方や、地域おこし協力隊の平山ご夫妻、ギャラハーさん、講師2名がいらっしゃって、行灯づくり、布草履づくり、竹細工づくりを学びました。

毎年、遠野オートキャンプ場をお借りして行っていましたが、今年は3密を防ぐため、学校の各教室に分かれて制作を行いました。

布草履づくりです。布やビニルテープは準備していただきました。難しい作業が多かったのですが、講師の先生は根気よく丁寧に教えてくださいました。

 

竹細工づくりの一場面です。竹が思うように曲がらないのと、編み方を間違わないようにするのに苦労しました。でも、一生懸命取り組みました。

 

行灯づくりは、和紙の原料の楮(こうぞ)の芯を柱にして制作します。みんな和紙には好きな絵やキャラクターを描いていました。一つ一つに個性が表れています。

 

楮(こうぞ)の芯です。表皮は和紙の原料となります。芯はとても硬くて丈夫です。

 

道具も準備していただきました。和紙と楮を組み立てるだけ、と思いきや、いろいろな道具のおかげで作業がはかどり、個性豊かな作品になります。

 

竹細工は接着剤を全く使いません。最後の留めるところまで、すべて素手で作ります。先人たちは本当によく工夫したなぁと驚いていました。

 

布草履の難しいところは、きっちりと布をひもに巻いていくところです。これが緩むと、草履がほどけてしまいます。

 

竹かごが完成しました。季節の食べ物やお菓子などを載せると、とても風流です。

 

行灯づくりでは、自分の描いた絵が透かしとなって表れることを想像しながら制作していきました。中から光を当てるのが楽しみですね。

 

布草履が出来てきました。鼻緒を整えれば完成です。さて、足の大きさに合うでしょうか。履いてみるのが楽しみです。

 

講師の皆様には、朝早くから道具や資材を搬入していただき、まる1日かけて制作を教えていただきました。お世話になった6名の講師の皆様、本当にありがとうございました。今回制作した作品は、10月に行われる「くずのは祭」(文化祭)で展示する予定です。是非くずのは祭におこしいただき、生徒たちの作品をご覧ください。

 

今回の制作は、一般の人でも遠野オートキャンプ場に申し込めば、制作することができます。設計図のない伝統工芸の品、一度、時間をかけてじっくり作ってみてはいかがでしょうか。