第75回卒業証書授与式

本日3月11日(金)入遠野中の75回目の卒業証書授与式を挙行いたしました。

 

この日を迎えるまで、入遠野中の1週間はこのような感じでした。

 

3月7日(月)朝会「震災講話」。

学生時代に被災した体験を大平先生が資料を交えて伝えました。

命からがら逃げ延びたこと、大切な人を失ったこと、避難所を転々としたこと、

教師を志したきっかけの1つにもなったこと、感謝の心、人と人との絆……。

大平先生によるナラティブ・プレゼンテーションに生徒だけでなく、私も圧倒されました。

一人ひとりにとって震災を考える大切な時間となりました。

 

 

3月9日(水)謝恩式。

最終勤務日の司書の先生に学習委員会がお別れの時間を企画しました。

昼には謝恩式として3年生から言葉と歌のプレゼント等がありました。

みなさんの気持ちが伝わる、心がポカポカになる ひとときでした。

 

そして、3月11日(金)第75回卒業証書授与式。

全9名の卒業生がしっかりと自分の足で踏みしめながらの入退場。

21名の在校生による温かな、大きな拍手。

返事、歌声、送辞、答辞……。そのどれもがこれまでの練習をはるかに上回る

心に迫るものでした。

校長式辞では

1.社会参画力 2.レジリエンス 3.情報発信力 についての思いのこもった話がありました。

例年よりは縮小しながらもご来賓の臨席も賜り、

お祝いの言葉や祝電も頂戴し、厳かで温かな式となりました。

 

卒業生のみなさん、ご家族のみなさま、改めまして、ご卒業おめでとうございます。

そして、これまで温かく見守ってくださいました地域の皆さま、関係者の皆さま。

本日入中生9名は立派に巣立っていきました。

ありがとうございました。