避難・生徒引渡訓練(小中連携行事)

9月4日(金)、入遠野小学校・入遠野中学校合同の児童生徒引き渡し訓練を行いました。

この訓練は、各校で避難訓練を行った後、大規模災害時を想定して、同時刻に児童生徒を保護者へ引き渡し、安全に下校させるものです。安全な下校は、学校と保護者、そして地域の協力なしにはできません。

まず、避難訓練は大震災を想定して行われました。生徒は避難場所の校庭まで、約1分で避難し整列できました。避難中は話やよそ見をせず、素早く避難できていました。

 

その後、入遠野中学校では、体育館前の安全な場所を引き渡し場所として、生徒を待機させました。生徒たち、自分の迎えがいつ来るのか、心待ちに眺めています。

2011年の大震災では、泣き出す生徒、震える生徒、みんな感情が高ぶってしまい、ただ待っているのも大変でした。今日は、校長先生も引き渡し場所に出向き、生徒の様子や車の動きを直接確認してくださいました。

本校は車両の出入り口が1つのため、しっかりとした車両誘導計画が必要です。安全に効率よく引き渡しを行うため、教職員の配置、車両の動線を実際にチェックしました。先生方、しっかりと各担当の役割を果たしていました。

保護者の皆様、誘導の指示に従い、整然と引き渡しの順番を待っています。

引き渡し場所では、「緊急連絡引き渡しカード」に記入を行い、ドライブスルー方式で確実な引き渡しを行いました。今日は晴れの天候でしたが、雨や暴風などの場合も想定されます。雨に備えて生徒が歩きやすいように、用務員さんが朝から周辺の草刈りをしてくれました。

校地出入り口付近は交互通行の上、県道に面しており、災害時には最も事故が起こりやすい場所です。トランシーバーを使用し、確実に入車、出車を管理・誘導します。もしかすると、災害時には地割れで車両の出入りができない、など様々なことが考えられます。学校では、引き渡し訓練後すぐ、職員打ち合せを行い、次の課題を教職員で共有・検討しました。

 

今日は保護者の皆様のご協力により、大変スムーズに引き渡しによる下校ができました。ありがとうございました。今後も生徒の安全のため、様々な災害を想定して学校の災害対応力を高めていきます。