Automated External Defibrillator 講習会

放課後、遠野分遣所の職員の方々を講師に招き、AEDを使用した救命講習会を行いました。毎年生徒と一緒に行っていますが、今年は参加者の上限が10名ということで、先生方に限定して行いました。

(1)負傷者の周囲安全確認 (2)負傷者の意識の確認 (3)助けを呼ぶ(通報、AED依頼) (4)負傷者の呼吸の有無 (5)心臓マッサージの開始 (6)AEDの使用 と、手順を確認しながら訓練を行いました。先生方、一つ一つ真剣に行っていました。

(手順は6点に限りません。また、状況により変わります。)

 

今年は感染症対策をしながらの心肺蘇生法(CPR)について、いろいろお聞きすることができました。

(1)負傷者の鼻や口はガーゼ等の布で軽く覆います。これは、咳や嘔吐物に触れないようにするためです。

(2)人工呼吸は行いません。心臓マッサージに注力します。

(3)救急車が到着し、負傷者を引き渡した後は、すぐに自分の手や腕、顔、頭などを消毒します。

これ以外にも、たくさんの質疑応答がありました。

また、気管に物を詰まらせた場合の対処法も行いました。一つ目は、背中を上に刷り上げるようにたたく方法。

二つ目は、腹部突き上げ法。後ろから相手のまたの間に足を入れ、支えをつくるのがポイント。意識がなくなると、一気にもたれかかってきます。(妊婦や乳児には行わない)

 

毎年行う訓練ですが、毎回発見があります。馴れることなく、万が一に備えていくことは大切ですね。

遠野分遣所の講師の皆様、ご指導ありがとうございました。