こんなこと あんなこと

達成感と自信

・本校生徒(1,2年生)に対してある調査を実施したところ、予想外の結果がありました。それは、

あいさつ」の自己評価の低さです。本校生徒のあいさつは、個人的に大変上品でもあり良いと感じていますが、子どもたち自身はそう思っていません。立派なのに「認められていない」と感じているということなのでしょうか。また、「発表」についての自己評価項目も低いようです。

総じて、本校の生徒は自信のなさ、さらには自尊感情の低さが懸念されます。

家庭・社会、特に学校で、大人が子どもを褒める場面が少ないのではないでしょうか。「いや、怒ることばっかりで、褒めるところなんかない」と思っていませんか。意図的に子どもが褒められるような場面を陰からつくっていくのが、大人の仕事でもあるのです。

また、「子どものために何でもやる」ということは、裏を返せば「子どもがやることはなく、達成感を得られないので成長を実感するわけもなく、自信をもてない」ということになります。子どもが子どもなりに達成感を得ることを行い、それを大人が正しく賞賛・認知することが子どもの自尊感情を育てるものです。