こんなこと あんなこと

交通事故の「加害者」にならないために

・近年、保護者の防犯意識の高まりから、自家用車による子どもの学校への送り迎えが多くあります。震災の経験も踏まえれば、単純に「甘やかし」と言うことはできないと思います。

 しかしながら、学校は現状「徒歩で行ける」学区制をとっていることから、ほとんどの学校の用地は、子どもたちの活動のためだけの分しかなく、保護者の駐車場分までは用意されていません。

 以前勤めていたある大規模校では、行事や急な大雨時など保護者の迎えの車が列をなし、大渋滞を招きました。校地に乗り入れ禁止のメールを出しても、保護者に頼まれた祖父・祖母の方が知らずに、大勢の傘をさして走り回る子どもたちの間をぬって乗り入れ、バックして出ようとする様子は、恐怖以外のなにものでもありませんでした。

 基本的に、校地内における接触などの事故は、市役所等公共施設の駐車場での接触事故と同様に、学校としては救急搬送手配以外、学校として関与できません。当事者間での対応となります。

 子どもたちは、不規則な動きをする場合があります。通学路はもちろん、小中学校周辺での運転、特にやむを得ない理由による送迎の際は、加害者とならないよう、じゅうぶん注意して減速しての運転、不法違法駐車のないようお願いいたします。