今日の中央台北小
3年生、社会。「かま」と「炊飯器」が並んで。
どちらもご飯を炊く道具だということはわかったけど・・・
「炊飯器の使い方わかる?」
「できる、できる!」答える子供たち。「お米を研いで」「水入れて」「電気入れて」「スイッチ押して・・・」
「じゃぁ、『かま』でご飯を炊くときはどうするの?」
「火を使うんじゃない?」
「火を使う?」「でも、蓋は木だから燃えちゃわない?」
「コンセントの部分がない」「電気がまだ通ってなかったころ?」目の前の実物『かま』を見ながらどうやってご飯を炊くのかを考えていきました。
「多分、こんな風にしてご飯をたくはず」そういって2人の子が予想して挑戦します。
子供たちが描いた「かま」でご飯を炊くイメージ画。
「見たことある」「となりのトトロで見たことあるかも?!」
「こんな風にして息を吹きかけていた」
「ふー、ふー、ふーって」
「電気が通ってなかったころ、火を使っていた」「能登地震で、電気が通ってない人たちが火を使っていた」
「かま」の使い方の予想が出尽くすと。「さて、これは?」先生が新しい課題を提示。
「これは昔の道具。今、何の道具に替わっている?」
「あれ?!あれ・・・なんて言うんだっけ???」「お湯を沸かしたり料理したりする道具」2人で思い出そうと苦労している姿。
「分かった!!!」
「ガスコンロだと思います。」
「そう、七輪はガスコンロ!」
「うちは、ガスじゃないよ。」
「こっち、こっち!」
「『かま』や『七輪』、みんなが、他にも調べてみたいことない?道具、くらし。」
子供たちの、昔の道具と暮らしへの興味が高まってきたところで「調べてみたいこと」について一人一人が考えます。
「昔の『家』ってどうなっていたんだろう」
「電気がなくて夜はどうしていたのか?」「昔のトイレ」「昔の食べ物」
「料理をつくるのは大変だったのか」「昔のスマホ」「昔の車」「昔のお風呂」
子供たちの「調べてみたいこと」を集めて学習問題を先生が作ります。
調べてみたいことをたくさん抱えて、これから「かわる道具と くらし」の学習が始まります。
授業が終わってからも、子供たちの話が終わりません。
かまの蓋を持ち上げて「ひゃ~重い。昔の人は大変だ。」良い感想!
「先生、先生~」いつまでの授業の話が終わらない、そんな姿がみられました。
3年生。来週19日(金)に「くらしの伝承郷」へ!
「見学学習に行きたい!学びたい!」そんな子供たちの思考の流れを大事にしている3年生の授業を見させてもらいました。
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