今日の中央台北小
4年生。社会。「県」について、会津の伝統芸品についての学習を通して学んでいきます。
4月の社会の学習を振り返る先生。子供たちは会津に伝統工芸品が有名であることを資料から読み取っていました。では、会津の伝統工芸って???
先生の近くに集まって、先生の手元に注目。
会津漆器との出会い。「キレイ」「触ってみたい」「絵の具で塗ってる?」「黒と赤」
「和紙で作られているの?」「手作業?」「木から作った?」これまでの和紙の学習や、こけし工房に見学学習へ行った体験が生きている子供たちのつぶやき。
自席に戻って、会津漆器について予想や疑問を一人一人書いていきます。
会津漆器を実際に手に取って、目の前で見たことで学習問題につながるよう予想や疑問が次々と。
「100年以上前?」「いわきのじゃんがら踊りが始まったころからかな?」年代に注目したり、いわきの伝統芸能と比べてみたり。
今日、使う資料を決めて、「自分で調べる時間」スタートです。
先生から指示が出ます。「3つだけサイドラインを引いてみて。会津漆器を知らない人に伝えるとしたら?」
「400年前って書いてある」「『現在も成長している』って書いてあるけど、何が成長してるってこと?」
「『成長』って大きくなっていること?!」「『成長』っていうのは、新しいものを作ったり壊れないようなものに
することじゃない?」友達と共有することでどんどん気づきが広がります。
資料から『全国2位』であることを知った子供たち。「だったら1番ってどこ?」の子供たちのつぶやきに先生が地図を出して応えます。
会津漆器は、日本の三大漆器ということを知って子供たちから思わず拍手!
それに伴って、三大漆器の一つの輪島塗。今、被災している石川県への人々への想いが子供たちが溢れます。「会津漆器も戦争で一度伝統が途絶えてまた復活したと書いてあったから石川県も復興できる、きっと。」
先生が漆器の「漆」の文字に戸惑う子供たちに書き方を説明しながら「うるし」と読むことを教えます。
そして漆が1つの木から200mlしかとれない、希少なものであることを知ります。「どうして、会津漆器が三大漆器と言われているのだろうか?」今日は子供たちが、その「どうして」を考えます。
ワークシートは先生がフリーハンドで書いたもの。本校では社会科のワークシートは先生のフリーハンド。子供たちがいつか自分で追究活動をするときに、自分たちでも書ける、一人でも追究活動ができるものになります。
先生が子供たちが書いたものを読みながら黒板に貼っていきます。3つに分類して。
先生まで届けると、必ずや先生から何かしらポジティブな反応をもらえます。
「いろいろな模様があるから」「大きさがいろいろあるから」「軽いから」「丁寧にぬっているから」「いろいろなイメージしながら描いているから」
「評価が高いから会津→県→国に広まっていった」「戦争で被害を受けたけどすぐに復帰させたくらい大切にされたものだから」「会津の小学生が福島県を人気にしようと広めたから」
子供たちの予想を『伝統を守る』「良さを広げる』『作り方』3つに分類。
この3つについて、今後、学習を進めていきます。
最後に今日の学習を振り返りって。「一番大切だと思うこと」「考えたこと」「ぎもん」「自分だったら~これからできること」の4つの観点で振り返り文章で表します。
明日は、今日の次に続く授業の研究授業を行います。東京より講師の先生をお迎えしてご指導いただきます。
本校では、今年度から2年間。社会科の研究を行っています。
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