3ツ星 こんなことがありました、中央台北小

4年生。学級活動。「6年生に感謝の気持ちを伝えるために思い出に残る遊びを考えよう」

この日までに考えてきた自分のアイディアを、まずはグループで出し合います。

その後に発表。一度グループの中で自分の考えを話しているから自信をもって発表できます。

先生から促されることなく「なぜなら~」という理由をつけて話ができること、どの子も身についています。

みんなの意見を出し合った後は、またグループになって賛成や反対意見を考えます。聞き方も身についています、体を向けて全身で聞こうとする態度。

 

子供たちの目線の先には黒板の板書。判断の助けになるような見やすい文字で書かれいます。

グループでの話し合いの仕方がグループごとにそれぞれ。普段から話し合いに慣れていて、形骸化していないことがわかります。

子供たちの思考の助けとなる黒板。子供たちだけで作り上げていっていました。

賛成や反対の意見がそれぞれ出て。自分が選んだゲームの良さを強調する子。

たくさんの意見が出されて、最後、3つのゲーム、遊びを決める段階に。

 

記録係りが決まったことを発表します。

発表前、先生と確認。決まったことの発表は重大。緊張感を伴うもの。先生がすかさずサポートします。

最後まで、主張したゲームが叶わなかったこと。少数派になっても意見を言い続けた子。がっくり肩を落としています。

友達も多くを語らずそっと隣で受け止めます。

先生が優しく声をかけます。

司会の子が会を閉じます。「ありがとうございました。」と声をかけ、子供たちも「ありがとうございました。」

先生の第一声も「お疲れさまでした。」授業中でもお互いを思いやる言葉が飛び交います。

話し合いがスムーズに進み、残った時間は先生が子供たちの良い姿を言葉にして褒めていきます。

褒める時の先生の立ち位置。黒板の前ではなく、子供たちの間をぬって歩きながら。

意見を出せた子だけでなく、意見を出せる雰囲気や参加する態度、人に対する思いやりの心についても子供たちは褒めてもらいます。

 先生の言葉、子供たちの間をぬって歩く姿、「誰一人取り残さない」、子供たちを思う気持ちが伝わってきます。

授業が終わって黒板の前に佇む子。

6年生とやりたかったゲーム。最後まで主張していたゲームの文字を自ら消します。

誰かに当たることなく、自分の中で折り合いをつけようと努力している姿。温かい人間関係、集団の中で子供は育っていきます。普段、受け入れてもらえている自信があるから、こういった場面で我慢ができる子に育ちます。

4年生。成長した学級の姿をみることができました。