こんなことがありました、中央台北小
2月15日(水)
1年生。国語。
「どうぶつの赤ちゃん」の単元
赤ちゃんの時の様子や成長の様子を図書資料から読み取る学習。「ピンクのパンダがいるんだよ。」写真からの情報を読み取ることも大事な読み方の一つ。
「カンガルーってオーストラリアにだけいるんだよ、先生。初めて知ったよ。」本から発見した喜びを先生に伝えます。本文を指さして、どの文から分かったかを話します。
「どこに書いてあったの?」本文から読みとらせたい先生。子供たちの気づきに敢えて「どこから?」と問い返します。
何冊か、動物に関する本を読んだ後で、自分が深く調べてみたい動物を決めます。昨日から子供たちには本時の予告をしていたので、今日の活動を子供たちは楽しみにしていました。
「カンガルーがないよ。先生。」先生が用意していた短冊に自分が調べたい動物がないことに気づいて声を上げる子。先生もその意欲の高まりに応えます。
カンガルーを調べたい子は一人。先生がみんなに問います。「一人で調べる子がいるけど、どうする?」
「困っていたら助けるよ。」全員で、学級に起きた問題を解決する方法を考えます。先生が指示してしまうのではなく子供たちに解決の方法を考えさせます。
パンダにした2人。説明文を学習する目的は「説明文を読める子」「説明文を書ける子」。ネットで検索するのではなく図書資料から大事なこと、知りたいことを読み取っていきます。
「先生、来て来て。」友達に聞いてもらえるのも嬉しいけど、やっぱり先生に聞いてもらいたい。
「先生、来て来て。」
「来て来て。」
「アザラシの赤ちゃんってね・・・。」
「アザラシの赤ちゃんは生まれた時1メートルなんだって。このくらいってことだよね?!」だいたいの目安がわかる子。まだ1mの単位の学習をしていなくても。
見通しや予想を立てることができる子はたくさん遊んできた子、たくさんお手伝いをしてきた子。たくさん体を動かす、実体験が多い子ほど、豊かな想像力を発揮します。本校では体を動かすことを厭わない子を育てています。
先生が1mものさしを持ってきます。「人間の赤ちゃんはどのくらいなんだろう。」子供たちの豊かな感受性が新たな課題の気づきに。課題設定能力は、豊かな感受性から。
調べ終わった班は、内容に合うイラストを描き始めます。余裕が出てきて『今月の歌』を静かに歌いながら。
9時5分で授業が終わりますが、まだまだ子供たちの学習意欲が高まったままです。
「このまま続けたいね。休み時間いらないね。」子供たちの嬉しいつぶやきに、先生も嬉しそう。
この一年間の確実な成長を感じられる授業になりました。
もうすぐ春が来て、もうすぐみんなは2年生。
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