今日の中央台北小
4年生。前の授業の振り返りを子供のノートで行います。
「いわきの偉人をみんなで共有したい」先生からの提案ではなくて、子供たちの願い・思いで授業を始める。
自分たちの願いや思いが授業の中で叶う経験をしてきている子たちだからこそ「授業で○○したい」という意欲が湧いてきます。
「1人で調べる?みんなで?」「何分くらいで調べるか」「どんな媒体を使うか」
ここでも先生から一方的な提案ではなく子供たちと話し合って判断・選択していきます。そのことで子供たちは「学び方」を身に付けていきます。
「早く伝えたい!伝えたい!」思いが高まります。前時から調べてきたこと、早く誰かに伝えたい。
草野心平を調べている子。この後、小川出身の心平と小川江筋について年表を見て相関関係を調べていました。
「小川江筋ができて、人が生活できる土地になって。だからこそ草野心平のような詩人が小川で・・・」物事を空間的に時間的に横に縦にみて考えることができています。
タブレットと図書資料を使って。デジタル・アナログ、どちらの良さを分かっている姿。
「みんなで決めた調べる時間」押し付けの時間ではなくみんなで考えたリミットだから、その時間までどの子も集中して調べます。
調べたことを発表しあうグループは先生が決めたグループ。効果的な学びにするために、先生が主導権を握る場面もあります。
床で話し合う子供たち。机を並べてる時間よりも早く話したい!形式的なことよりも真正な学びに価値を感じている姿。
年代についても考えます。「いわきの先人たちが苦心した時代は?貢献した時代はいつ?」その時にどんな課題があったから?活躍した時代の背景も捉えます。
見守る先生から感嘆の声「へぇ~」「なるほど~」
先生がこの授業を楽しむ姿は子供たちの主体性の心に火をつけます。
いわきの先人。「一言で言うとどんな人?」先生の手作りワークシートにそって班ごとの発表、伝え合いが進みます。
中村豊は「自分の想いを実現した人」、大河内一郎は「しょうがいのある子どもの自由を作った人」
国府田敬三郎は「アメリカに渡って大規模な米作りに成功した人」子供たちがまとめる偉人を一言で言う「○○な人」。たくさんの情報の中から一言にまとめていく作業の中で、それぞれの調べ学習での知識が生かされていました。
本校では、今年度、社会科教育の研究を行っています。4年生の子供たちの興味関心が、半径5メートルから地域へ、いわき市へ、福島県へ~と広がっていく姿、育っている姿を捉えることができています。
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