<未来創造>

総合的な学習の時間のガイダンスを行いました

 10日(金)、今年度の総合的な学習の時間(総合)のスタートにあたり、全校ガイダンスを行いました。総合では、「探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力」を育成します。全国学力・学習状況調査の分析などにおいては、総合で探究のプロセスを意識した学習活動に取り組んでいる生徒ほど、各教科の正答率が高い傾向にあることが明らかとなっています。また、総合に意欲的に取り組む生徒は自己マネジメント力も高い傾向にあることから、各教科の学習などへ取り組む姿勢も大きく改善されていることが分かっています。

 本校では、総合における最初の学びとして、7月の2日間、職場・福祉体験を全学年で行います。この学習に必要な資質・能力とは何かを見極め、各教科などの学習において意図的・計画的に育成すると同時に、総合における学びを探究的な学習(課題の設定⇔情報の収集⇔整理・分析⇔まとめ・表現)に改善することや、そのような学習の中で資質・能力を確かなものとすることが学校には求められています。各教科の学びと総合の学びとの往還によって、「よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力」を子どもたちには確かに育みたいと考えています。