<未来創造>

「朝ごはんは、まだ?」


 ロールプレイングで学習しました ~1年・認知症講座~

 大野地区の子どもたちが小・中で学習している「認知症」
 中学校では、認知症のお年寄りに「中学生」としてどう接するかを学びました。

 地域包括支援センターの保健師さんが講師です。

 小学校でも学習した内容の復習をしました。
 今日の学習のねらいは、認知症の家族にどう接すればいいかを考えること。
 今日は強力な助っ人が来てくださいました。

 民生児童委員のお二人です。良くない接し方の例を実演して見せてくださいました。
 「朝ご飯、まだかぁ?」
 「何言ってんの、さっき食べたでしょ。」
 「まだ食ってねえよ!」
 迫真の演技に子どもたちは食い入るような表情^-^

 その後はグループワークです。
 朝ご飯を食べたことを忘れてしまったおじいさんに、どう接すればいいでしょう。

 否定したり、怒ったりしてはいけません。

 自分だったらどうするか。そこを考えさせるのがねらいです。 

どんな言葉をかけて接すればいいのか、悩んでいます。

 グループで話し合ったことを、ワークシートに会話形式でまとめていきます。

 さあ、グループごとにロールプレイングで発表です。
 民生児童委員さんが、認知症のお年寄りの役を務めてくださいました。
 「朝ご飯、まだかぁ!」
 「今準備してるから、笑点見て待ってて。」
 「じゃ、待ってっから早くしてな。」

 「おまんじゅうでも食べて、待ってて。」
 第一声で否定せず、お年寄りの好きそうなもので気持ちをそらす。
 どのグループも、そんな会話を考えていました。

 最後にいただいた講評でも、その点がとてもよかったと褒めていただきました。
 「みなさんは、とても優しいですね。」とも*^-^*

 講座の最後に民生児童委員さんから、次のようなパンフレットとリングをいただきました。

 進行を務めた保健・給食常任委員の発声で、全員でお礼を言いました。

 終了後、1年生に感想を聞いたところ、小学校のときにはなかったロールプレイの活動が楽しかったそうです。
 「認知症を知ることによってできることがある。学んだことを活かしてほしい。」
 講師の先生の言葉を忘れずにいてほしいと思います。