歴史って深いな~
12月14日(火)3校時に1年社会の研究授業がありました。前時に鎌倉幕府の成立について学習している生徒たちは,将軍と御家人が「御恩と奉公」による主従関係を結んでいることを十分に理解して本時に臨んでいます。
本時では,鎌倉幕府をひらいた源氏が3代で途絶えたこと,そして,その機に乗じて朝廷の勢力を回復しようとした後鳥羽上皇との間に争いが起こったことを知ります。
「幕府VS朝廷,どちらが勝利するのか?」「将軍不在の幕府に御恩と奉公の関係は存続されるのか?」先生は,どんどん生徒に揺さぶりをかけます。
結果については,歴史が証明していますが,鎌倉幕府がいかに難局を乗り切ったか,北条政子の手紙など様々な資料をもとに考えをまとめていきました。
さらに,「承久の乱」に勝利した鎌倉幕府が,その後,どのような政治を行ったかも検証していきます。
上皇を退け朝廷の監視を強めたこと,将軍に代わって北条氏が執権政治を確立し,上皇に味方した側の領地を新たに分け与えたこと,御成敗式目の制定で法整備を進めたこと。
「承久の乱」を契機に鎌倉幕府が講じた様々な政策は,その後の歴史にも通ずるものがあるように感じました。
生徒たちは,電子黒板からの視覚的な情報を得ながら歴史の奥深さを感じつつ,互いの考えを出し合い「主体的・対話的で深い学び」を体現していました。