豊間中日記

2年生ファイナンスパーク

ファイナンスパークとは、社会人になった自分を想定し、収入と支出について考える、中学2年生向けの経済教育の1つです。例年、平にある「いわき市体験型経済教育施設Elem(エリム)」を訪問して実習する形態ですが、今回は、鈴木三雄先生を講師にお迎えして教室での実習となりました。

 

最初に、収入・年齢や家族構成など、生徒1人ひとりに違った条件が与えられます。例えば「月収19万円、独身、31歳」「42歳で月収33万円、配偶者は36歳、小学生の子供が2人」といった具合です。

 

その条件下で、生活を成立させるために必要なコストを調べます。電気代や保険の掛け金などの必要経費を書き並べ、残高がいくらか、欲しい物が購入可能か、などを電卓で計算します。中には、「これじゃ軽自動車しか買えない~」などと言いながら、赤字家計を見直す生徒がいました。

 

生徒たちは、たくさんの情報を整理して実際に生活設計をし、必要な物を購入するためにはどの支出を削減するか、など、選択と意思決定の大切さを体験的に学びました。

事後指導では、ファイナンスパークでの学習を振り返り、将来の進路や生き方についえ考えます。