出来事

理解を促すデジタル教科書

 いわき市の中学校では、英語、理科、数学のデジタル教科書が導入されており、本校でも授業で活用しています。

 デジタル教科書には「指導者用」と「学習者用」があります。「指導者用」は、教師が教室にPCを持ち込み、プロジェクターやモニター等の提示装置で生徒に教材を提示する形態で使用するものです。一方、「学習者用」は、紙の教科書に代わって、生徒が個々にタブレットPC等で活用する形態のものです。現時点では、日々の授業で「指導者用」のデジタル教科書の活用を進めています。

 写真は、2年生の理科の授業の様子です。黒板の板書と併せ、デジタル教科書の図や写真をプロジェクターで拡大提示し、生徒の理解を促しています。

 授業の中で、教師の説明が生徒には伝わっていない場面がよく見受けられます。教科書のどの図を見るのか、生徒にはよく伝わっていないことがあり、その積み重ねが集中力が続かない原因になってしまうこともあります。プロジェクターで一斉提示することで、理解が促され教師の説明や指示が通りやすくなります。そうすることで、実際の説明時間も短縮でき、生徒の活動により多くの時間をあてることができるようになります。

 また、グラフや図表、写真などを拡大して提示したり、動画を見せたりして、学習内容に対する興味・関心を高めています。

 教員相互の学び合いを通してデジタル教科書の活用を進めていきたいと考えています。