出来事

詩人「草野心平」と平二中

 詩人「草野心平」は、平二中と関わりの深い詩人です。

 平二中の校歌が制定されたのは、学校創立から6年目の昭和27年(1952年)でした。作詞は詩人 草野心平氏、作曲は音楽家 伊藤翁介氏によるものです。当時、草野心平氏と伊藤翁介氏はコンビを組んで広範な活動をされていたそうです。

 学校創立30周年記念誌には次のような記述があります。

 校歌の楽譜は、草野心平氏自ら本校に届けられた。当時を思い起こされ、ST先生は、次のようにその当時の印象を語っておられる。

 「季節はいつごろだったか定かでないが、私が音楽室でピアノのレッスンをしていると、背広姿の頭髪のもじゃもじゃした人が校長先生といっしょに教室に見えられたのです。校長先生の紹介で、その人が草野心平先生であることを初めて知りました。草野心平先生の指示で、校歌を奏したところ、先生は黒板にもたれ、目をつぶられ、曲に合わせてハミングされ、『翁介君はよくやってくれた。私の詩のイメージとぴったりだ。』とつぶやき、とても満足そうなご様子だった。私ひとりが緊張し、汗がしとどに流れました。その間、10分か15分ぐらいで、草野心平先生と校長先生は、談笑しながら音楽室を出て行かれました。」

 

 図書室前には、学校司書さんによる次のような掲示があります。生徒たちには、詩人の世界に少しでも触れてほしいものです。

 1学年の廊下には、生徒による地域学習の成果物が掲示されており、その中には詩人「草野心平」についての記述もありました。何やら難しい内容ですが・・