こんなことがありました

1ツ星 「えしゃく」と「おしゃく」(^^)

職員玄関に、黄色い帽子が2つならんでみえました。

お迎えを待っている1年生です。

お迎えが来たのかどうか、心配になって、声をかけました。

「おうちの人は、来たのかな?」

「はあい、来ました。」

すると、隣の女の子が言いました。

「先生とか、お客さんとかにはさ、『おしゃく』するんだよ。先生が言ってたもの。」

「『おしゃく』???」

もう一人の女の子が、考えています。わたしもはてなと思いました。隣の女の子は続けます。

「あのね、がっこうたんけんするときに、いわれたの。せんせいやおきゃくさんに会ったら、『おしゃく』するって。」

なるほど!私もわかりました。

「わかった。『えしゃく』だね。1年生、『えしゃく』がじょうずにできるんだもんね。」

2人は、にこにこと顔を見合わせています。

「そうだ『えしゃく』だった!こうちょうせんせいさようなら。」

「『えしゃく』だったあ!。さようなら。」

2人は、おうちの人に向かって、玄関の石段を降りていきました。

「さようなら。また明日ね。」

2人の後姿を見送って、温かな気持ちになりました。

1年生の先生、教えたことは、ちゃんと子どもの心に伝わっていますよ。

うれしいですね。ありがたいですね。