こんなことがありました

晴れ 卒業式

 とても寒かったですが、よい天気のもと卒業式を行えました。
 式場内にはモニターを置き、始まるまで保護者の皆さんには約10分間のスライドショー(1年生からの写真)を見てもらいました。
 厳かな雰囲気の中、しっかりとした態度で臨むことができた卒業生、そして5年生でした。

 お昼を過ぎても見送りまでしてくれた5年生、ありがとう。





 卒業式校長式辞(抜粋)
 小学校の全課程を修了し、卒業証書を手にした81名の皆さん、卒業おめでとうございます。
 皆さんが入学したのは、平成23年4月6日でした。
 まだ東日本大震災からひと月も経っていない、東北地方、福島県、そしてこのいわき市が、小名浜が、まだまだ混乱している時でした。
 しかも、入学から5日後の4月11日、再び私たちは、大きな地震に襲われました。
 それから4日間は臨時休校でした。
 放射線の影響を考え、遠足や運動会も行われませんでした。給食もパンと牛乳だけがしばらく続きました。そんな不安と混乱の中、皆さんは家族や地域の方々、そして先生たちに助けられ、支えられ、今日の日を迎えることができたのです。
 ですから、今日の卒業の日を、命の大切さというものを改めて感じる日にしてほしいと思います。

 皆さんは、いつも明るく、協力しながら、何事にも一生懸命に取り組みました。
 日々の授業、運動、学校行事、児童会活動やクラブ活動、そして集団登校や清掃活動。特に、最高学年となった今年は、めあてを持ち、責任を感じながら、様々なことにチャレンジしました。
 これまでに培った自分の力を信じ、自信を持って中学校に進んでください。
 そこで、卒業に当たり、私から皆さんに、お願いが3つあります。
 1つ目は、夢を持ってほしいということです。夢を持たない者は夢を実現できるはずがありません。なりたいお仕事でもかまいません。行きたい高校や大学でもかまいません。なるべく早い時期に、そういった夢や目標を持ってください。そして、その夢を実現させるための第1歩こそが、中学校で充実した生活を送ることなのです。
 2つ目は、「本気」を出してほしいということです。卒業証書を受け取った今、どんなことが思い出されますか? 嬉しかったことですか。悔しかったことですか。
 この6年間、皆さんは、1200回も学校に来たのです。いろいろなことがあったのです。それらの中で、自分が本気を出して頑張ったことがあったはずです。それがホントの「思い出」です。中学校でも、ぜひ本気でやれることを見つけてください。
 最後は、想像力を養ってほしいということです。友だちとの無用なトラブルや忘れ物は、想像力があれば防げるのです。こう言えば相手が喜ぶだろう、逆に、こう言ったら相手が傷つくかも知れない。ぜひ想像を、してほしいのです。自分も笑顔でいられる、友だちも笑顔にする、そんな人になってください。