3年生 見学学習3
昼食場所と午後の見学は、「いわき市暮らしの伝承郷」でした。
5棟ある古民家の一つ、県の指定有形文化財、江戸時代に建てられた旧樋口家宅にて、みんなでお弁当を食べました。
いよいよ午後の見学スタート。まずは旧樋口家からです。
担当の鈴木さんから、民家のつくりや昔の道具、暮らしの様子を詳しく説明していただきました。
茅葺き屋根の説明から始まり、土間にはたくさんの道具があり、ほとんどの物を手作りで作っていたことを知って驚いていました。
囲炉裏を囲み、囲炉裏の仕組みや、家族の座る場所が決まっていたことを聞きました。
糸を作るために蚕を大切に育てていたことも知りました。
みんなで仰向けに雑魚寝して、虫や風の音を静かに聞いたりもしました。
旧猪狩家では囲炉裏に火がくべられていたので、ちょっとお邪魔して焚き火の匂いや雰囲気を味わいました。
消防車の役割を果たしていた昔の道具もあり、人力で火事の現場まで運んで火を消していたことを知って驚いていました。
水を運ぶための空の桶を肩にしょって重さを感じたり、大きな蚊帳に入ってみたりと、全身で体感することもできました。
あっという間に見学の時間が終わり、伝承郷を後にしました。
五感をフルに使って昔の人の暮らしを体感することができた一日となり、子供たちも楽しい見学学習となりました。
伝承郷の皆様、大変お世話になりました。