放射線について学ぼう(5・6年生)
ゲストティーチャーとして、医療創生大学客員教授の石川哲夫先生をお招きして放射線について学びました。
震災以降、放射線についての学習が小中学校でも行われるようになりました。
震災当時、小名浜一小の校長先生として務められていた石川先生は、当時のお話も交えながら、
市内の多くの小中学校で、放射線についての出前授業を長年にわたってしてくださっています。
なんとなく、”よくないもの・怖いもの”という考えでいる「放射能・放射線」というものについて、石川先生が色々な道具を用いて分かりやすく説明してくださいました。
霧箱実験といって、石など色々な物質から放射線が飛び出している様子がみられます。
「えー、ずいぶん飛び出しているんだ!びっくりした。」「見ることができるなんておもしろいね。」
実際に身の回りにある物の放射線の量も測定してみます。
地球上の空気や大地、食べ物などの身の回りに自然にある物や、身近に使っている物からも、放射線が出ていることを知りました。
放射線を遮る物はあるのかな・・・
紙は通してしまうけれど、どうやらコンクリートや水は放射線を通しにくいようです。
大量の放射線は、生き物の身体に害を及ぼすので、
放射線を大量に発する物からは、なるべく遠くへ・短時間で・コンクリートの建物の中に
避難するとよいことを教えてもらいました。
また、放射線が医療現場などで利用され、私たちの生活に関わっていることも学びました。
児童の感想は、
「地球が誕生した46億年前から、放射線があると初めて知ってびっくりしました。」
「毎日吸っていたり、体を通っていたり、食べていたり、身近なところにも放射線があることに驚きました。」
放射線のことを知り、どうすれば良いか考えていくことの重要性がよくわかりました。
石川先生、本日はお忙しい中ありがとうございました。