平面にかかれた立体図形を積木で立体にあらわす
これを小さなキューブの積木でつくってみて。
先生がそう投げかけました。
何人もの子どもたちがはじめに、こんなふうに積み始めました。
中が抜けているのです。
この考え方では、立体の体積を求める「たて×よこ×高さ」の公式につながりません。「4×5=20だから、20この積木が1段目にあって、それが3段あるんだよ。」につながらないのです。
平面にかかれてある立体図形では、裏側にあるはずの線がかかれていないから、この現象が起きるのです。実は、この中がつまっていないのか、いや、中がつまっているのかを考えることで、見えない裏側にある線を認識できるようになるのです。ですから、上のように積み木を積んだ子は、今日はすごく貴重な学習ができました。
見えないものが見えるようになる、それがひとつの成長だと思います。